JEEP PATRIOT LIMITED, ヘッドライト CREE LED H4バルブ & RCP キャンセラー LEDリレー
そんな訳で…愛車 JEEP PATRIOTのヘッドライトを
今時な明るいLEDバルブに変更してみます。
まずは色々とエンジンを掛けずに配線のテストなどする際
作業中にバッテリー上がりなどすると面倒なので
いつも通り下ごしらえでバッテリーをフル充電してスタート。
ガソリンエンジンのパトリオットは
ディーゼルや2ストほどでは無いですが
やっぱりガレージ内でアイドリングさせておくと家中に
排気ガスがこもってしまうので、エンジンを掛けての
動作チェックは最小限にしておきたいところです…
使用したLEDバルブは…
CREE製LEDを片側で32チップ使用して
12800lmという明るさを謳うH4バルブ互換の製品。
ロー側とハイビームの発光部分が
ハロゲンバルブの発光部分に合わせてあり
光軸にカットラインも目視ではイイ感じに出ています。
メーカーはHIKARI…でしょうか
ファンレスでアルミ製のヒートシンクを備えるバルブ本体と
防水カプラーで接続されるコントローラーのセット。
実は数年前に購入した製品で、
その時は、パトリオットに付けた際に、
外車系でお馴染みの点滅など症状が出て使用できず
結局 同じH4バルブを採用する二輪車のヤマハSRに
片側のみ流用で使用していました。
これが明るさもバッチリで使い勝手も良好。
やっとHIDの代わりになるようなLEDが出たと実感。
街乗りは もちろん、キャンプツーリングに、
そこそこの距離のある高速を使ったツーリングなど
トラブル無く好調に使用していたのですが…
YAMAHA SR … ImageChange
https://tact.air-nifty.com/thp/2017/05/tact_sr_2017.html
やっぱり、パトリオットのライトの暗さも気になり
その明るいヘッドライトの恩恵を受けたいと思い、
再度、SRから取り外し(SRには新たにLEDバルブを購入予定)
パトリオットに取り付けをチャレンジします。
Jeepパトリオット ヘッドライトLED化リベンジにあたり…
アメリカ製やヨーロッパ製 輸入車に採用される
ハイパワー電流回路に対応した
LEDリレーユニットと言われているキャンセラーを追加します。
RCP H4/HS1/HB2/9003 Hi/Lo 兼用 led化対策
球切れ警告灯/チラつき/不点灯 万能キャンセラー ユニット
9V/12V BWM MINI ヘッドライト 改装用 CANBUS
抵抗+コンデンサー+電子デコーダ内蔵 リレーキット 2本セット
https://amzn.to/3ntAd1T
使用したキャンセラーは、Jeep系のヘッドライトに
LEDバルブを使用した際に、見事に点滅などの
不具合を改善してくれると評判の良いRCPの万能タイプ。
これに先ほどSRから外したLEDバルブと
ストックしていたLEDバルブを左右セットに戻し
パトリオットにセットアップしてみます。
まずは、before(ビフォー)、交換前のハロゲンの状態。
一応、純正の電球色から、ブルーコーティングが施された
IPF スーパーJビーム J52Tに交換していたので
純正よりは白さのある4200K相当の色味なのですが
やっぱり暗さが気になるのと 色味も少しくすんでいますね。
JEEP PATRIOT LIMITED, Light Custom.
IPF スーパーJビーム J52T SpecTi Aバージョン 4200K H4
https://tact.air-nifty.com/thp/2013/06/jeep-patriot-li.html
現状をチェックしたら、さくさくとコネクターやカバーを外し
ハロゲンのH4バルブを取り除き、
新たにLEDバルブをレンズ内に差し込み、
コントローラーにキャンセラーと仮組みで繋いでいきます。
はたして、うまく点滅も無く、キレイに点灯してくれるのか…
各接続を終えて、スイッチオン。
ピカッ!明るい、そして点滅も無く、ちゃんと点灯!
カットラインも、目視ではハロゲンと変わらない印象。
そしてハイビームやパッシングも スパッ スパッと切り替わり
こちらも点滅や変なチラつきも無く、見事に改善。
ハロゲンのままのフォグと同時点灯も問題無し。
そして自分で取り付けたディライトにも影響なし。
点滅やチラつきなどで使い物にならなかった
LEDヘッドライトの症状がウソみたいに改善。
その他にも…心配していたナビ画面が乱れたり
ラジオが聞きづらかったりするノイズは無し。
ワーニング警告灯や球切れ警告も出ず
ハイビーム時の警告灯もちゃんと機能しました。
オンオフにタイムラグも無く、トンネルなどでも即時点灯可能。
パッシングやハイロー切り替えも違和感なく動作。
下方に広角で広がるフォグランプは純正のままで、
基本、ヘッドライトと同じく合わせて点灯していますが
今までバルブ切れもなく使っている丈夫なもので…
色味は、そのフォグとヘッドライトはもともと同じだったので
そのケルビン数による白色の違いが比較として解りますね。
そして上方への光の漏れも、ハロゲン時と大差なく感じます。
いったんフォグは色調的にも雨の時も視認性の良い色調で
雪などの時も融解してくれる熱を発するハロゲンのままとして、
ヘッドライトは熱量が下がるため、雨や雪の時など気になりますが
220mmの大径レンズが完全に雨や雪で塞がれるのは考えにくいので
今時な撥水系のコーティングと併用で様子を見ていこうと思います。
そして、見た目的に嬉しいのが消灯時の色調。
今まで、未点灯時はバルブのブルーコーティングが
リフレクターに反射して青く見えていたヘッドライトが
スッキリと消灯時もホワイトでクリアに見えます。
また、バルブの状態など そのままスケルトンでチェックできる
マルチリフレクターのヘッドライトはカスタム向けでイイですね。
今時なプロジェクタータイプのようにキレイなカットラインは出ませんが
大口径の丸目ヘッドライトはクラシカルさとモダンさを上手く融合させています。
動作検証はバッチリ。配線も問題無しを確認したので
コントローラーやキャンセラーを、いったんバラし
工夫しつつ、再度 本固定をしていきます。
ビレットな空冷フィンをもつH4型のLEDバルブの背面以外にも
接続が必要なコントローラーやキャンセラーも熱を発するので
各アイテムの距離感をもたせ 熱による熱だれや破損防止のため
空間があり風通しのよい場所に配置します。
固定は お約束の結束バンド、タイラップを使います。
振動との闘いでもあった単気筒バイクSRカスタムで得た
経験値をもとに、ラバーマウントに ちょいフローティングと
SRの時も、LEDリレーや、フルトラのユニットなど
置き場所には工夫していたので…そのスキルを活用です(笑)
ボディと擦れそうな配線にはガンダムのザク風カバーを被せ、
差し込むだけで隙間もあるカプラーは絶縁テープで固定。
結束バンドはメインの他にチューブを通してブリッジさせるなど、
今までのトライ&エラーで得たアイディアで対策しつつ
耐久性や見た目を顧慮し各パーツを固定していきます。
この仕様で、シェイクダウンをして、再度チェック。
とくに緩みや擦れた形跡も無く、良好。
湾岸を流してきたあとに、ボンネットを開けて確認
心配していた熱も許容範囲で、変形も無さそうです。
そして片側だけ酷使していたバルブも左右で差が無い感じで、
色味も青さがあるLEDの色調ではなく、CREEらしい
違和感のないスッキリとした白色で、純正採用のLED風。
LED黎明期、世界最強のフラッシュライト「SUREFIRE」などが
こぞって採用していたLuxeonを彷彿するハイパワーLEDが
さらなるルーメンUPと熱問題をクリアし、常時点灯を可能とし
車検対応のLEDヘッドライトバルブとして実用できる時代に胸が熱くなります。
いやぁ。イイですね。もっと早く施工しておけば良かった(笑)
歳も取って 夜間の運転で視力の衰えを感じていましたが、
明るいライトは、夜間の運転をラクにしてくれます。
都心の街灯の整った道はもちろん、
夜明け前や、前乗りで夜間に山道を進み
車中泊で、登山口を目指す時も快適度アップ。
そして、進行方向 前に車両2台分くらいでしょうか
明らかに明るいスポット的な光のカーペットのようなゾーンは
住宅街などの見通しの悪い交差点でも存在を主張し
出合いがしらの事故防止にも役立ってくれそうですね。
後は耐久性ですが…
HIDと違って、各パーツも省スペースで
カプラーの差し替えも簡単なので
トラブル時のバックアップ用に普通のH4バルブは積んでいて
工具無しでも交換できる状態にはしているのですが
LEDの利点でもある高寿命を期待しています。
まぁ 明るいと言っても、今時の車両と同じ程度で
今まで隣に並んだ車のヘッドライトの光量や色調の差に
古さを感じていましたが、これでやっと現代基準になったような(笑)
いつの間にか 絶版車、旧車、といった風情も出つつある
Jeepパトリオットですが、まだまだ現役で活躍してくれそうです。
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