カテゴリー「■ Ph. Camera カメラ総合」の60件の記事

2021年10月11日 (月)

大口径望遠ズームレンズ Canon EF70-200mm F2.8L IS USM

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SONY α7IIに使うためにフルサイズ用の
明るい広角レンズに続いて、望遠レンズを揃えてみました。
引続きマウントはキヤノンのみならず blackmagicなども
採用する 汎用性の高いCanon EFです。

EF70-200mm F2.8L IS USM
https://global.canon/ja/c-museum/product/ef365.html

個人的に 思入れが強い 手振れ補正付きのISのI型。
現行はIII型なので このレンズは かなりの年代ものはずなんですが…
外観も光学系も新品のような美しさ。
各リング類も動きもスムーズでボタン類の節度感もバッチリ。
まさにプロ機材…使って気持ちの良さも まだまだ一級品です。

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いわゆる大三元の中でもエース級の看板レンズ。
白いボディに赤いラインがカメラに詳しくない人にも
ただならぬオーラを感じるようで…
そのカッチリとした仕上げの良さと共に
凄いレンズ感があふれ出ています(笑)

Lレンズとしての…厳選された各素材や、組み立て精度。
スムーズで節度感のあるリングやスイッチ類に
レンズの全長が変わらないインナーズーム インナーフォーカス。
アナログのタコメーターのように機敏に動く機械式の距離指標…

THE L STORY | キヤノン:EF/RF L SERIES
https://cweb.canon.jp/ef/l-lens-j/story/

絶対的な数字的なスペックだけではなく
憧れと情緒的な…その風情も使っていて心地よいですね。

 

そんな新旧Lレンズを比較して不思議に思ったのが
今 まさに新品で購入できる現行モデルにもIS無し
手振れ補正が無いモデルも併売しているのですが
何故かIS無しの方がMTF性能が劣ったりするから不思議ですね。
この辺りが 必ずしも 新しい方が高性能 写りが良いとは言えない…
レンズというのは… なんともマニアックな世界ですね。

そしてSIGMA MC-11 レンズマウント変換アダプタを介して
SONY α7IIに組合わせてみます。
節度感も問題無く、AFのスピードも充分速いです。

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個人的には望遠って すでに何本か持っていて稼働率も低く
追加での必要性を感じていなかったのですが
このレンズに限っては別物で、かなり万能。
人物ポートレートから、物撮り、風景、
お仕事でご一緒するカメラマンさんの使用率が高いのも納得。
その焦点距離から 旨味を出すには力量もいりますが
被写界深度の深さから、同じ立体感を出す背景ボケ写真でも
標準域の単焦点よりも失敗率が少ないのも利点ですね。
解放F2.8でもピントが合う範囲が広く、
人物写真も しっかりと浮き出すことが可能ですし
大き目な被写体の自動車やバイクの撮影にも効果的。
イベントやブライダルなどでも良く使われますし
まさに失敗が許されないシーンで選ばれるレンズです…

望遠といえば、遠くのものを撮るってイメージがありますが
そんなことが無くて、その圧縮効果と
この焦点距離と明るさからくる画作りが美しく
ほんと撮っていて楽しいレンズです。
同じシーンでも標準で近いづいて撮るのと
望遠で遠くから撮るのでは そのパース感が違いますし
トリミングで切り出すのとも違います。
そして その明るさやIS性能から暗いシーンも ビシツと止まりますし
色乗りも素晴らしい… 写真が上手くなった気になります(笑)

そんな 素晴らしいレンズなのですが
ネックは、その大きさと重さですね、、、
アポロ計画を彷彿させる そのボディと
写りに妥協無く追求した光学系で
入手した時に楽しくてサイティングしまくっていたら
次の日 筋肉痛になったいましたから(笑)

それゆえに ご年配のカメラマンの方でも
このレンズを手持ちでバンバン撮影しているを見たりすると
ほんと尊敬の眼差しで見てしまいます…

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そして三脚台座が付くレンズボディ。
リング部分はピンとスリットを合わせないと外せません。
ちょっとした知恵の輪状態ですが…ちゃんと外せます。
そして、逆さにして固定するのもハンドル的になって
邪魔にならず 持ちやすくなって なかなか便利。
これも良くプロの方がしていて真似したくなりますね(笑)

そして… 広角、標準、望遠ズームが揃って
F2.8通しの大三元ならぬ 標準のみがF4通しで中三元(笑)

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前玉のフィルター径は77mm。
保護用に付けているフィルターは
信頼の kenko PRO1D MC PROTECTOR

この77mm径は 合わせて使っている
広角ズームのEF17-35mm F2.8L USM
標準ズーム EF24-105mm F4L IS USMと同じ。
キャップはもちろん、PLやNDフィルターも共有出来て便利です。


そして使用頻度が高いm4/3 マイクロフォーサーズの
Panasonic LUMIX DMC-GX8にも組み合わせてみます。
レンズマウント変換アダプタは0.71倍に画角を縮小し
更に集光効果により、F値が1段分明るくなる
Commlite CM-AEF-MFT Booster 0.71X を使用。
計算上 35mm版で 99-284mm F2.0通しに…
その明るさ… ファインダー越しにあきらかに実感します。
AFもISも問題無しですね。この組み合わせも楽しいです。

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個人的にCanonのEOSになってからの
丸みを帯びたカメラのデザインは好きではないんですが(笑)
レンズのデザインは良いですね…機能美と遊び心が同居していて
その作りの良さや 細部のディテールも さすがMade in Japan。
純正フードのET-86の先から付属の専用ケースまで
プロ機材としての機能美を感じる 好きな造形です。

そんな訳で フルサイズのSONY α7IIでの撮影サンプル。
山中湖の湖畔から、富士山を同じ場所から
ちょうど全貌がおさまる70mmと頂上の建物が見える200mmで撮影。

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ワイドとテレで、この画角の違いでF2.8通し。
スムーズなインナーズームとインナーフォーカス。
スマホとの差が引き立つ望遠域は撮っていて楽しいです。

 

そして、落ちつきのあるボケぐらいもイイです。
しっとりとした立体感とディテールの再現力は流石ですね。
望遠らしく正立のでたシャープなパースが気持ち良いです。

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同じレンズとは思えない許容範囲と、単焦点にも劣らない高画質。
そして動画も撮るならズームの利点のアドバンテージもあります。

同じ70-200mmで、F2.8ではなくF4.0で
少しコンパクトなEF70-200mm F4.0Lとも悩むところですが
F2.8は やはり良いですね、この明るさの違いは望遠域では大きいです。
そして Lレンズらしい抜けの良さや再現力もGood。
写りの良さと、直感的に使えるスイッチ類やアナログのの距離指標、
熟成された使い勝手の良さ、まさに逸品というレンズ。
大事に使っていきたいと思います。

 

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2021年2月28日 (日)

大口径超広角ズームレンズ Canon EF17-35mm F2.8L USM

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SONY α7IIに使うためにフルサイズ用に20mm以下の
CanonのEFマウントの広角レンズが欲しかったのですが
かなり程度の良い出物があったので購入してみました。

Canon EF17-35mm F2.8L USM
https://global.canon/ja/c-museum/product/ef336.html

ワイド側焦点距離17mmの大口径超広角ズームレンズ。
第1レンズの研削非球面レンズを含め、2枚の非球面レンズを採用、
広角系ズームレンズで発生し易い歪曲収差を良好に補正している。
インナーフォーカス方式の採用は、
無限遠から最短撮影距離まで高画質を維持している。
AF駆動にはリングUSMを使用、サイレント・ハイスピードAFを実現した。
またAFモードのままでマニュアルフォーカスが可能な
フルタイムマニュアルフォーカス機能や、
後部のゼラチンフィルターホルダー等 により
使い勝手にも優れたレンズとなっている。

35mm版換算で、28mmだと少し狭くて
今時な24mmスタートだと、それはそれで便利なのですが
やっぱり20mmアンダーの超広角領域は
その領域でしか撮れない画力があって魅力がありますね。

そして、どうせなら個人的にEFのLレンズが良くて
同じ大三元レンズで後発の16-35mm F2.8Lや、
小三元の17-40mm F4Lや社外シグマなど悩みつつ
個人的に思い入れも強い、旧 大三元をGet。
今時な解像度はありませんが、その明るさや
Lレンズのもつ道具としての心地よさに大満足。

元値が やはり高額なので、ジャンクや不動、
ボロボロの外観でも そこそこの金額で取り引きされていますが
入手したレンズは、ほとんど外観に傷も無く、各節度感も良好。
光学系にも曇りやカビも無い良品でした。大満足。

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組合わせるボディは前出の…SONYのフルサイズミラーレス機 α7II
前にCanon EOSボディでも使ったことはありますが
シグマのアダプターMC11との相性も良く操作感も違和感なし。

そして、Canon EFレンズをMFTマイクロフォーサーズ…
m4/3マウントで使えるようにするアダプター
Commlite フォーカルレデューサーマウントアダプター
CM-AEF-MFT Booster 0.71X を使って
マイクロフォーサーズのPanasonic LUMIX DMC-GX8にも
組み合わせて使用します。これがイイんですよね。

通常、m4/3にフルサイズ用のレンズを流用すると
2倍の画角、このレンズでいうと
34-70mmと微妙な標準ズームなってしまうところですが、
0.71×なのでAPS-Cの時のような画角で
24.14-49.7… 約24-50mmの広角ズームとして使えます。
しかも集光効果により、F値が1段分明るくなるため、
F2.0通し!の… すごいレンズみたいに使えます。
実際にファインダー上やEXIFにはF2.0表示。
スチールだと解放では甘さが目立ちオールドレンズ感が出ますが
Webでのリサイズ前提や、動画での使用なら
その明るさは夜間や室内など結構な武器になるスペックです。

フィルター径も77mmで、EF 24-105mm F4Lと共有できるのもGood.
PLやNDなどの必須フィルターも共有出来て便利ですね。

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そして、単純にデザインもカッコイイ レンズですよね(笑)
ブラックに赤の刺し色は、ほんと理屈抜きに良いです。

キヤノンのFD時代から続く、レンズのフチに付く赤いライン、
通称、赤ハチマキや赤玉などとファンから親しまれる
キヤノンの最上位Lレンズのシリーズは特別な存在。

そして今時なレンズは寸胴なシンプルな造形が多いですが
テーパー状に広がり、純正のEW-83Cフード先まで繋がる
機能性を追求した形状は実質剛健的な機能美も加わり、
何世代に渡って第一線のプロ機材として使われた
その歴史や伝統 バックグランドにも心が躍りますね。

厳選された各素材や、組み立て精度。
スムーズで節度感のあるインナーフォーカス。
アナログのタコメーターのように機敏に動く機械式の距離指標…

THE L STORY | キヤノン:EF/RF L SERIES
https://cweb.canon.jp/ef/l-lens-j/story/

まぁ機能性や道具としても、まだまだ現役スペックですが…
車でいうR32スカイラインGT-Rというか初代NSXというか
バイクでいうRC30やOW-01というか(笑)
絶対的な数字的なスペックだけではなく
憧れと情緒的な…その風情も使っていて心地よいです。

 

そんな訳で、実写テスト。
ガレージにて三脚に添えて画角の違いを試してみます。
まずはm4/3のLUMIX GX8に、比較用に
LEICA DGレンズを付けて撮影します。

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1)

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Panasonic LUMIX DMC-GX8 +
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0
Exif:絞り値f2.8 露出時間1/60 感度iso500
まずは m4/3標準ズームレンズとして評価の高いライカ銘の
オールマイティなレンズのf2.8解放で
ワイド12mm端 35mm版換算で24mm相当で撮影。
いわゆるメーカー推奨の組合せで安定の描写力ですね。
広角側は24mmあると充分かなぁと思うところもありますが
17mmクラスの広角を使った後だと…少し物足りなく感じます…

 

2)

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Panasonic LUMIX DMC-GX8 +
Commlite CM-AEF-MFT Booster 0.71X  +
Canon EF17-35mm F2.8L USM
Exif:絞り値f2.0 露出時間1/60 感度iso320
次は上記と同じm4/3のGX8を三脚に取り付けたままレンズ交換。
Commlite の 0.71×変換アダプターを介して
今回導入したCanon EF17-35mm F2.8L USMで撮影。
ワイド17mm端 35mm版換算で24mm相当に…なっていますね!
最初、あれ狭いような?と思いましたが、比較してみると
前出のLeica DGと ほとんど同じ範囲が撮影出来ています。
卓上の計算通りにいくとワイド端24.14mm相当で
約24-50mmの広角ズームとして使えそうです。
そして、全域F2.0通しという結果は…ちょっと感動。
さすがにLeica DGと比べると解像の甘さはありますが
この組み合わせ、なかなかイイですね。


3)

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SONY α7 II(LCE-7M2K)
SIGMA Mount Converter MC-11
Canon EF17-35mm F2.8L USM
Exif:絞り値f4.0 露出時間1/30 感度iso320
最後は、メインでの組合せフルサイズのα7IIに組合わせ
ワイド17mm端もちろん35mm版換算で17mm相当で撮影。
やっぱりイイですね。これぞ広角という広々とした画角。
上記2枚と同じ位置からの撮影ながら一歩下がったような距離感と
ググッと遠近感のパースの強弱が効いた画がイイですね。

昨今のスマホのカメラやアクションカメラなど
広角レンズも多いので広角の写真に慣れている目にも
その歪みの少ないスッキリとしたパース感は心地よいです。
最近の広角レンズはボディとの組み合わせで
どうしても無理のある広角レンズで違和感を感じる
樽型をデジタル的に補正をしていたりしますが
フィルム時代の光学系の設計でここまで歪みを抑えているのは
さすが大三元と言われる広角レンズといったところです。


そんな訳で、楽しくなって…色々各所でテスト撮影。
以下、各スナップショットはα7IIと
このEF17-35mm F2.8L の組合せ。

標準、望遠系とは違う、広角レンズの醍醐味を満喫。
グーンっと被写体に近づいて遠近感やスケール感が出る撮影は
バイクや車も、松本零士の宇宙戦艦ヤマトみたいに撮影可能(笑)
手前がドーンと大きく、奥が小さくなるため、迫力が倍増。
そして、建物、風景、自然の雄大さを伝える広々とした構図も
これぞ広角レンズというドラマチックな描画が楽しいですね。

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やっぱり広角レンズの画角は独特で良いですね。
絵画的な空間で、構図を考えるのが楽しくなります。
あまりアオリすぎたり傾けた構図だと見ていて酔ってきますが
単調になりぎみなアングルでも差別化が出来ます。

そして、このレンズ、手振れ補正が無いのですが、
さすがF2.8の明るさと、今時のボディ内手振れ補正の恩恵で
暗いキャンプ場で焚火とランタンの明るさでも
ラフに手持ちの撮影でも、そこそこ撮れてしまいますね。
そして、テレ端の35mmもF2.8の開放で
背景をボカした立体感のある撮影も可能だったりと多彩。

一応、他のレンズも持参していましたが
何気に、この17-35mm一本でも かなり楽しめました。
カメラは、やっぱりレンズが重要と再認識。

トレッキングに持参しての山々の雄大な姿や、
建物の全景を納めたい、少しでも室内を広く見せたいなど
超広角でなければフォローできない領域ですし、
その特性を生かした迫力のある遠近感のある構図は
このレンズならではの持ち味で…すっかり気に入ってしまいました。
どうしても標準領域と違い、汎用性は低いですが
他のレンズでは代用が効かない
広角系も1本は持っておきたいレンズですね。


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2020年8月 4日 (火)

SONY α7II & バッテリーグリップ NEEWER VG-C2EM / RavPower PowerExtra NP-FW50

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フルサイズなのに軽くてコンパクトなSONY α7II
だけど それゆえに バッテリーがもたないんですよね…

基本的にメインで使っているマイクロフォーサーズの
Panasonic Lumix GX8の方が、いまだに
作業の記録用などに2時間ぐらい動画を撮りっぱなしにしても
同じくらい小さい本体のバッテリー1つで余裕で撮れてしっまったり
かなり不自由なく撮れているのに…α7IIはホント バッテリーがもたない…
さらにバリアングルモニターで背面液晶をオフにして撮れるという
GX8にはアドバンテージがあるので 更に差を感じます。

まぁ一人で淡々と撮っているときなんかは
ちょくちょくスペアのバッテリーに取り換えればいいと思うのですが、
ちょっと頼まれて撮る時には もうちょっと安心して
α7IIでも枚数を撮れるとイイなぁ…ということで、
バッテリーを2つ続けて使えるバッテリーグリップを追加してみました。

NEEWER VG-C2EM互換バッテリーグリップ(α7II 対応)
https://amzn.to/2DezlwZ

取り付けは、いたって簡単。ボディ下のバッテリー蓋を外して
三脚穴を使ってボディ下に固定するだけ。
自分は普段RRSのLプレートセットを付けているので
そのプレートを外して差し替えて取り付けます。

SONY純正品VG-C2EMの互換バッテリーグリップらしいですが
社外品的な違和感や、汎用的なアンバランスは一切無し。
ピッタリとボディラインに馴染み…まるで純正品のような仕上がりです。

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外したバッテリー部分の蓋を紛失防止で内蔵できるギミックもGood。
そして見た目以上に、かなり軽量で、別売りのバッテリーをセットしても
重量的には、そんなの苦にならないところか、グリップ部が
しっかりと小指まで使って持てるため、持ちやすさが向上し
逆に使いやすさを感じるくらいです(笑)

ルックス的には…昔使っていた、フィルムカメラの
モータードライブを付けた Canon A-1や、
パワーワインダーを付けた F-1みたいで、
なんとも懐かしさを感じるし、素直にカッコイイと思います。
まぁバッテリーグリップを付けたカメラって
一気にプロ機材感が増して迫力が出ますね(笑)
実用うんぬんよりも…モデルガン的というか
合体ロボ的な側面でも、この手の嗜好品的な
カメラの 遊び部分も満たしてくれる感じがしますね。

しかも今は かなり社外品のクオリティが上がっていて、
さらに安い、、、この金額で、この品質の
バッテリーグリップが付けれるのは
α7II のシェアの高さと もともとのボディの
コストパフォーマンスの良さのお陰ですね。

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一応、組み合わせる2つのバッテリーは、同じものが良いのかと
双子仕様で新たに2つ追加したのですが…
その心配は無用の仕様のようで、個々に認識されるタイプで
片側を使い切ってから、もう片方に移行されるため、
別の仕様のバッテリーを組み合わせても影響は無さそうで
どちらのスロットに1つのバッテリーでも認識し使えます。
もちろん、片側が終わったら、片側だけを入れておけば
予備タンクのリザーブのように使え、安心して撮影出来そうです。
大事なシーンを逃すことも無くなりますから各種イベントや
テンポよく撮っていきたい時には大活躍してくれそうです。

液晶画面には現在使用中のバッテリーの容量の表示と、
その下に、追加されているバッテリーの容量も表示されるのもイイですね。

バッテリー交換は バッテリーグリップ横にある
ガンダムのザクがスペースコロニーに潜入する時に
ぐいっと回すようなノブを回すとバッテリー蓋が開き
中のノッチ部分を開放すると、ロングマガジンのような
バッテリー2つが納められるバッテリーケースが取り出せます。
各所の仕上げや節度感も良いですし…大満足。

そして、拡張機能として、縦持ちでの撮影にも対応。
誤動作防止用にオンオフスイッチのセーフティが付いていて、
絞り連動のジョグダイヤルや多機能な各種ボタンも良いですね。
シャッターボタンは少し…トリガープルに違和感があって
各ボタンの配置や形状も、納まり優先な感じはあるのですが
その趣きや機能性には不満無しです。

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まるで純正品のような収まりの良さと
これだけ多機能で 各部のクオリティの良いバッテリーグリップが…
この金額で買えてしまうのはビックリですね。

これらの豊富なアクセサリーが選べる
SONY α7II という選択肢は、
限られた予算で これだけ揃えられてしまう
今が まさに旬といえる選択肢と言えそうで、
すでに熟成のしきったフルサイズ一眼レフ、そして完全移行、
各社が忖度無しに投入してくるフルサイズ一眼ミラーレスは
今後 一気に技術革新とブレイクスルーが目の前に来ていますが…
それゆえに、今、モデル末期ともいえるα7シリーズは
APS機やコンパクトカメラ並みの予算で楽しめると言えそうです。

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そして、ほんと持たないバッテリー NP-FW50。。。
ほとんど同じサイズのLumix GX8のバッテリーが
かなり優秀で、動画、スチールとも運用上不満無しなのですが…
α7II は電源を入れて ちょっとサイティングしているだけで
目に見えてバッテリーを消費していくのにはビックリ。
それだけ、フルサイズというのは燃費が悪いのか??
背面液晶の仕様や、重いレンズを回すモーターの負担なのか…
まぁそれだけ、大きいと言われるLumix GX8は余裕の持った設計で
α7II は軽量コンパクトを目指して削ぎ落しているのは実感します。

小さく軽いバッテリーは、減ったらスペアに変えればイイですし、
予備も軽くて、さらに不満なら、自分が購入した
バッテリーグリップや、ホットシューに付ける外部電源仕様にしてもイイ。
そう考えると安価な互換品も多いNP-FW50は魅力的かも(笑)
今なら ちょっとしたフィルム代くらいでバッテリーが買える感じですし…

そんな訳で、SONY純正のNP-FW50に加え、
PowerExtra NP-FW50互換品2つとUSB充電器、
そして新たにRavPower NP-FW50互換品2つとUSB充電器を購入。
RavPower は、ブランド的に信頼度が高く、人気の商品で
品薄状態で、プレミア価格で取り引きもされたりしていますが
そこまで体感的には差が無いような気がします。
一応、互換品は共にスペック上は純正より容量が多いですが、
その差や、メーカー違いの差は、NP-FW50の場合は
元々が貧弱なので僅差というイメージ…
まぁ、信頼性が高いメーカーのバッテリー間での比較という
前提ではありますが、純正品を始め、色々な選択肢があるのも
α7II と NP-FW50の魅力かもしれませんね。

SONY純正 NP-FW50
https://amzn.to/2EGzBoU

PowerExtra
https://amzn.to/30qoSrm

RavPower NP-FW50
https://amzn.to/2PkMl6N
https://amzn.to/33mexhV



そんな訳で、装備も充実。
レンズやボディはもちろん、色々とTPOに合わせ
装備を選べるも魅力です。

元々の購入理由的に普段の持ち歩きはしませんが
すでに元をとったような活躍を見せているα7IIには大満足(笑)
フルサイズゆえの圧倒的なボケ味のある写真や
大きく余裕のある画質とフォーマットは流石ですね。

個人的には、やっぱり写りも悪くなくサイズ的にも
軽量コンパクトなm4/3のシステムがお気に入りですが…
大きな光学系と大きなセンサーがもたらす
フルサイズにしか撮れない領域があるのも事実。
こちらも引き続き楽しんでいこうと思います。

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2020年7月24日 (金)

K&F Concept 82mm 可変式NDフィルター & 偏光PLフィルター / Kenko レンズメタルフード LMH77-82 BK 77mm

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そんな訳で…自分的には、他にも必要な物が色々あって
あまり撮影機材に予算もかけれないのですが(笑)、、
もうちょっと投資というか、必要に迫られて
フルサイズ デジカメ用に追加したレンズたちに合わせて
最小限のフィルター類を追加してみました。

K&F Concept
可変式NDフィルター ND2-ND400フィルター 82mm
https://amzn.to/3hwLrQy

K&F Concept
超薄型偏光フィルター 偏光・PLフィルター 82mm
https://amzn.to/2ORvZCq

購入したのは…圧倒的なコスパのK&F Concept。
そしてサイズは…ともに最大径の82mm。
基本、マクロから広角~中望遠とオールマイティな
77mm径の24-105mm F4L ズームレンズと、
72mm径のボケ写真担当の85mm F1.2L単焦点レンズで
持って行くレンズは充分なので…大は小を兼ねる考え(笑)
径を変換するアダプターで対応し、兼用で使う予定です。

まぁ将来的に欲しいレンズが82mm径だったり
この辺をもって置けば他にレンズをレンタルしても安心というのもありますが…


フイルム時代は、最初に勤めたデザイン事務所の
師匠の影響もあって、35mm版より、4×5の大判や、
マミヤ6、RZなどの6×7、ブローニー中判カメラがメインで、
その後、退社時にも自分も譲り受けて使っていたので、
もっと大きな口径大型のレンズやフィルターも見ていましたが…
やっぱり82mmって…迫力があって大きいですね。

最近、個人的に使っていたのは
m4/3のコンパクトなシステムだったので、
62mmでNDやPLフィルターを揃えていたのですが…
フルサイズ用に購入したEFレンズの口径に合わせてフィルター類も再購入。
これぐらいのサイズになるとフィルター類も機材感がグンとまします。

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PLフィルターは、光の反射、ガラスへの映り込みをコントロール出来たり、
青空の色や、自然の緑の色調など風景写真でも便利。
やっぱり 使いこなすと撮れる写真の幅が広がります。

PLフィルターとは? カメラノキタムラ
https://shasha.kitamura.jp/article/472240981.html

K&F Concept の PLフィルターは、
効果が薄いみたいな書き込みもありましたが、
自分の使った感じでは効果もほどほどに良い感じ
自分の使う範囲ではモアレや変なクセも出ずに好感触です。
節度感のあるリングは重めのトルクですが
撥水 防汚 処理もされているようですので
それゆえに山に持ち出しても良さそうですね。



最近話題の、可変式NDフィルターは、興味津々で購入。
今までNDフィルターと言えば、濃さの違うフィルターを数枚持ち
ほしい濃度で取り換えたり、ときには重ね付けして使っていましたが、
可変式NDフィルターはPLフィルターのように回転式のダイヤルで
その回転位置によって、このフィルターで言えば
ND2-ND400の光量調節を可能にするというもの、、、

NDフィルター KenkoTokina
https://www.kenko-tokina.co.jp/special/product_type/nd/nd-filter-guide.html

スローシャッターで使うこともありますが
単焦点の明るいレンズで、背景ボケ写真や動画を撮るために使用するのがメイン。
先日も外で、雰囲気のあるボケ味のある人物写真を撮る必要がありましたが、
F1.2の開放ではISO感度落としてシャッタースピードを最速にしても
オーバーな状態、、、結局、F1.4、2.0と絞って撮影したり…
また別件のガラス張りの事務所のインタビュー動画も苦戦。。。
マニュアルレンズで 関東ではシャッタースピードを50MHzに合わせ
1/50や1/100に固定する必要がある場合、絞りで露出を合わせるのは安易ですが
撮りたい画とは変わってきてしまい…狙ったボケ味が出せない…
そんな要望に応えてくれるのが可変式NDフィルター、、
その利便性は色々と聞いていましたが…中々高価なので
手を出さずにいたのですが、ちょっとお試しも兼ねて
このコスパの高いK&F Concept製を購入してみました。

使ってみての感想は… かなり良い印象。
見た目に青いコーティングに発色を心配しましたが
WBがコントロール可能なデジカメでは特に問題はなく
逆に色の締まりは好感触。安価なフィルターに多いまだらな減光は
曇り空を何枚か試し撮りをした感じでは気になるとこはありませんでした。
この辺りは組みわせるレンズやカメラボディとの相性が出そうですね。

Ef85mm_f12l_f02 

個人的には、K&F Concept製品は、お値段以上の満足で
ケースも使いやすいですし、お気に入りとなりました。

そして、組み合わせるレンズに対してオーバーサイズなので
径変更のアダプターで対応させます。
こちらもコスパもスゴイ…各変更アダプターがセットになった
XCSOURCE 製品を購入してみたのですが…

XCSOURCE 金属製ステップアップリング レンズアダプターフィルター
26 30 37 43 52 55 62 67 72 77 82mm 10pcs
Metal Camera Lens Step Up Ring Adapter Filter Set DC160
https://amzn.to/2WRpeEX

これは ちょっと失敗ですかね(汗)
ねじ込みの精度も悪いのか渋めですし、
横に溝が無いので回しずらい、外しづらいんですよね、、
前に購入して使っていたケンコーやマルミ製の方が
明らかに使い勝手が良いです。
まぁ手っ取り早く揃えるには良いですが…


そして、人物撮りの時に使う85mm 1.2Lは
フードの奥に付けることもできるのですが
回しづらく、効果の目安のメモリも目視しづらいので
最小限のフードの外に付けるタイプを購入してみました。

Kenko レンズフード レンズメタルフード
LMH77-82 BK 77mm アルミ製 連結可能 792094
https://amzn.to/30Amr40

レンズ取付部:77mm/フード先端部:82mm なので
写真のようにフード先端部に取り付けて使用可能。
この状態でケラレも無く、使い勝手も良好。
そして、その独特のコーティングと合わせて
見た目のインパクトは、ポートレイト撮影では
程よい高揚感と、良い表情を引き出してくれそうです(笑)
ちなみに24-105には広角でケラレます…

撮りたい写真を 自分に妥協せずに撮りたい時や、
要望された写真を その要望に応えるように撮るのは難しいですね。。。

最近は、スマホのカメラ性能も上がって
デジタル一眼で撮った写真への期待度は
かなり上がっているような気がします。

また、前は ただ背景がボケてればOK的な単焦点の
ボケ味のある写真も、その質を問われている感じです。
たかが写真、されど写真ですが、そのボケ具合や、
色々なシチュエーションを考えると 飽きないですし、
いったん道具はコレぐらいとして、(汗)
色々経験、引き続き 勉強していきたいと思います。

まぁ欲しいカメラや機材は たくさんあるので…
また優先度を考えて投資もしていきたいですが(笑)

 

続きを読む "K&F Concept 82mm 可変式NDフィルター & 偏光PLフィルター / Kenko レンズメタルフード LMH77-82 BK 77mm"

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2020年7月19日 (日)

大口径中望遠単焦点レンズ Canon EF85mm F1.2L USM

Ef85mm_f12l_001

大口径中望遠単焦点レンズ

Canon EF85mm F1.2L USM
https://global.canon/ja/c-museum/product/ef284.html

フィルム時代のキヤノンを支えた
赤いラインのLレンズのエース級
単焦点レンズのEF85mm F1.2L。

吸い込まれそうな…大きく透明度の高い前玉。
EFマウントの限界値に迫るギリギリまで大きく
電子接点類をノッチのように配置する
比類なき公差な精度で設計された後玉。

そしてLレンズの称号をもつ事が許される
研削非球面、USM、各コーティングなどの光学技術
https://cweb.canon.jp/ef/l-lens-j/technology/

…その飛びぬけた造形は なんとも 心躍るレンズですね。


そしてMADE IN JAPANの安心感。
シリアル番号はUで始まるので
自分も当時 何度か打合せに行った事がある
宇都宮工場で生産されたというのが…運命を感じます。

O : 大分工場
K : 大分杵築工場
U : 宇都宮工場
F : 福島工場
T : 台湾工場
S : 滋賀長浜工場

 

レンズとしては…人物撮影のポートレイトでは一番使いやすい
フルサイズ85mmの焦点距離ならば、
前に使っていたF1.8でも そこそこに 良いボケ味で撮れますし
他社でも多いF1.4で十分だと思うのですが…
さらに限界的なF1.2という数字にはロマンがあります(笑)
そう…数字以上の何か憑りつかれた方用のレンズ…

m4/3で使っていた50mm、45mmマクロ、
いわゆるフルサイズの100mmや90mmでは得られない
85mmという焦点距離の 単焦点レンズは 絶妙。
たかが5mm…たかがF0.2…なのか…その優位性は
正直、コスパは最悪と言えますけどね(笑)

しかし単焦点で絞り解放のボケを効かせた撮影が好みの方なら
このF1.2という比類なき明るくボケるレンズを試してみたいと
思わない人はいないのではないでしょうか…

Ef85mm_f12l_002

Ef85mm_f12l_003

最近、頼まれて人物を撮る事が続いていたので
ポートレイトで使えるレンズを探していたのですが
結局、一番 間違いがない85mmに絞って
マニュアルのFDか、このEFかで迷っていた中
この出物の程度が良いEF85mm F1.2Lを入手。
Lumixと違ってSONYのMFの拡大や仕様は使いづらく
ファインダーも ちょっとピーキングの山も掴みづらいので
AFのCanon EFレンズにしてみました。

それに 最近の単焦点マニュアルレンズは
SpeedMasterシリーズなど中国製のレンズも多く
他メーカーでも 大口径レンズは多くなったきたので
遅い遅いと言わるAFでも その恩恵はアドバンテージです。

しっかし最近の中国製品は凄いですね、そしてマニアック。
カタログスペックではありますが F1.2は立派です。
中一光学 SPEEDMASTER 85mm F1.2 - 単焦点レンズ
https://amzn.to/32DY0pj

PCによる設計、NCによる加工技術や
ロボットによる組み立て精度の向上。
そんな現実や技術革新を見ると
メーカーの部品提供や修理の終わった
ビンテージレンズや…腕時計もそうですが
ちょっと興味や価値観が薄れるのも解りますね。
社外品やワンオフの部品交換が施され場合
どこまでがオリジナルと言えるのか。。。
まぁコレクター需要は無くならないでしょうし
今後はよりビンテージと言われ受け継がれていくものは
その素質や伝説が大事になっていくのかもしれません。

そして、このレンズ とっくにメーカーでの
修理対応は終わっているので
修理が必要な場合は…職人の手に委ねます。
その意味では逸品と言われ動態保存で
受け継がれていく素質はありそうですが…
https://photic.jimdofree.com/%E4%BF%AE%E7%90%86/canon-%E4%BF%AE%E7%90%86%E4%B8%8D%E8%83%BD%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E4%BF%AE%E7%90%86%E6%96%99%E9%87%91/

もぅメーカー修理も出来ないレンズを 高価な価格で買う意味?
人が作った物なら 人が直せるという…今まで
古い道具に色々触れてきた楽観的な見方もありますが
もっと高年式なレンズでもメーカー修理価格は高価ですし
運の悪さで言ったら、地面に落下させてしまえばどのレンズも…同じ。
まぁ自分の場合は…ちょっと天邪鬼なところも購入の理由ですが(笑)

Ef85mm_f12l_007

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で… このレンズ。まぁ とにかく大きく重い。
前期型ゆえに鉛を含んだレンズがもたらすのか
コンピューターやAIが、過去の技術の最大公約数から
導き設計した今時のレンズとは異なる、
技術者たちが図面を起こし試行錯誤しながら未来を導き出した
FD85mm F1.2 S.S.C. アスフェリカル時代から引き継ぐ
数々のカメラマンやモデルさんたちに被写体によって
伝説を生み続けられてきた神話が そうさせるのか…
鉛が含有だから色味や透明度、屈折率が良いとか、
今時のレンズに比べMFT性能が悪いとか、理屈など関係なく
写真では伝わらない、重く…オーラがあるレンズです。

この ずんぐりした造形は…好き嫌いが別れる部分はありますが
この重量ながらも持ちやすい絞りこみであったり、
各所の仕上げやバランスは…まさに通好み。
黒いお茶碗のようなオリジナルのフードも機能パーツで
Lレンズののプラフードは、パンパー効果と
反射を抑えたベルベットを内側に張られた
丁寧な造りの しっかりと写りをアシストするプロ機材。
見た目重視や利便性重視でフードを変えようと思わせない
説得力を フード一つにも感じさせます。



実際、カメラやレンズなんて小型で軽い方が良いですし
自分もプライベートで一番使うのは小型軽量なM4/3ですが…

こと、ちょっと 頼まれて お仕事で撮る時とかは…
カメラやレンズは、ハッタリの効く大きい方が良くなりますね(笑)

カメラに詳しいスタッフや被写体にはもちろん、
カメラに興味も詳しくも無い方にも
このレンズを向けられた時には特別感が感じらるようで…
自分も、このレンズで撮ってもらったのですが
その吸い込まれそうな大口径レンズの齎す雰囲気と
距離感は独特の高揚感でテンションが上がりますね。

ズズーっと 遅いAFで 霧の中のような
浅い被写界深度の中から浮かび上がった被写体を捕らえ
その引きに合わせるようにカシャカシャと明るいF値による
高速なSSによるバースト連射で その表情を引き出す。
このリズム感は…ちょっとした焦らしと解放の連鎖。。。

まぁ今時な最新型のキヤノン フルサイズ ミラーレス用
RF85mm F1.2の、高速なAFなら もっとテンポよく
撮っていけるとは思うのですが…
この趣きはノスタルジーだけではなく
フィルムからデジタルに変わり 撮り急ぎがちになった現在に
もう少し ゆっくりと丁寧に構図を考えながら
撮ることを諭してくれている気がします。

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Ef85mm_f12l_005

組合わせるのは…SONYのフルサイズミラーレス機 α7II
前にCanonボディでも使ったことはありますが
シグマのアダプターMC11との相性も良く操作感も違和感なし。

残念なから解放でもF1.2にならずに
表示上はF1.3なんですが…実用上は問題無し。
しっかりF1.4から更に1段開けることが出来ます。

そして やっと このレンズを使って
フルサイズの恩恵を感じることが出来ました(笑)
やっぱりカメラはボディよりレンズだなぁと実感。
正直、このブログにアップしているような写真だと
M4/3がほとんで、充分ですし、リサイズする前は もっと綺麗。
今時なレンズならMTF性能が良くてカッチリ写せますし
スマホはもちろん、小さなセンサーでもノイズは少なめ。
暗所性能も、そこまで必要と感じたことは無いですし
それよりなら ちゃんとした三脚や照明が重要な気がします。

ただ…ボケ味となると、センサーサイズの恩恵は別格。

いわゆる被写界深度による立体的なボケのある写真は
数値的には200mm F1.8、200mm F2.0や
105mm F1.4っていうモンスターレンズや
神話化されたレンズが上に控えていますが
室内でも使えて、被写体とコミュニケーションが取れる
この85mmの焦点距離は絶妙でいて、絶対領域。

そして、大体にして色々な用途を考えたり
色々と撮れるとなると中途半端になりがち。
ズームはもちろん、マクロも撮れない
ただ…被写体を浮かび上がらすため
背景をボカすための 清いレンズ…

実際、The単焦点ともいえる標準レンズの
各社リリースする 50mm F1.4では、
ズームレンズにはない明るいF値で
暗いレンズでは撮れない、柔らかく
雰囲気のあるボケ写真が撮れますが…
顔のアップとなると 湾曲変形がでますし
離れて上半身や全身となるとボケ効果が物足りなくなります。

しかし、85mmという中望遠は、人物の 顔のアップから、
上半身、うまく背景の距離を保てば全身撮影まで、
オールマイティに背景をボカし被写体を強調しれくれますし、
標準域より適度に正立が出る85mmの画角は、
人物を より美しく魅力的に魅せてくれます。

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Ef85mm_f12l_01

まぁ 人物だけではなく 動物たちや、物撮りでも
カッチリなりすぎず 柔らかく 光を演出してくれる
まさに その仕様は 狙ったものなのか 付加価値なのか。

ファーウエイや、iPhoneがもたらした複眼カメラのスマホが
疑似的なボケ味を再現することを一般化しましたが
スマホで見るなら まだしも その違和感は印刷物の
表紙やグラビアに使えるレベルには達していません。

そして、フィルム効果などのフィルター類も疑似的で
自分も雰囲気を上げるためにPhotoShopなどで
逆光フィルターで、単調な写真に変化を加えたりしますが…
ある意味、逆光に弱いと言われた、このレンズ
旧型EF85mm F1.2Lの齎す逆光やフレアは
正に本物の逆光効果の柔らかさと光の面白さと言えます。

ノイズレスで、カッチリクッキリな写真を目指す一方、
その綺麗すぎるデジタル的で伝わらないCG的な詰まらなさ。

デザインやグラフィックという見方で
カッコ良さや、人の感情を動かす写真の難しさは、
このレンズが その答えを導き 支えてきて…
その道具として相棒として神略化されたのは解る気がします。
一番好きなレンズは?という質問に
このレンズを答える人も多いですが…
自分も その一人となりそうです(笑)

最後に ちょっと作例。
ほんとは人物 ポートレイトが良いと思いますが
肖像権もあるので(笑)
いつもの自宅やらガレージやら近くに公園でパチリ
しっかし それにしても この空気感。イイですね…
いつもの日常がドラマチックに描写されます。
容量の関係でリサイズしていて充分に伝わらないかもしれませんが
さすがF1.2。ブラシーボ効果も加え 最高に楽しいですね!(笑)

< Canon EF85mm F1.2L USM + SONY α7II >

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< / Canon EF85mm F1.2L USM + SONY α7II >

 

 

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2020年6月 7日 (日)

Commlite CM-AEF-MFT Booster 0.71X レンズマウント変換アダプタ : Canon EFレンズ × m4/3マイクロフォーサーズ マウント

Cmaefmft_01

そんな訳で、引き続き ミラーレス一眼カメラといえば
レンズマウント変換アダプタ…です。

前出のCanon EFレンズをSony Eマウントで
使えるようにするアダプターに続き
Canon EFレンズをMFTマイクロフォーサーズ…
m4/3マウントで使えるようにするアダプターです。

Commlite フォーカルレデューサーマウントアダプター
CM-AEF-MFT Booster 0.71X
https://www.commlite.com/product/17.html
http://stkb.co.jp/info/?p=9188
Amazon https://amzn.to/2MyZ3xt

EFマウントをm4/3マウントに変換する
アダプターも色々あるんですが
その中でも電子接点付きでAF駆動し
さらに0.71倍に画角を縮小し
更に集光効果により、F値が1段分明るくなる品物。

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いやぁ…通常アダプターと言えば
ドーナッツ状のリングの変換アダプターなのですが
この薄いボディに5枚4群のレンズ構成を持たせ
0.71倍のワイドコンバーターを実現しています。

これにより通常、フルサイズ用のレンズを
m4/3に用いると倍の画角になるのですが…
それをフルサイズをAPS-Cに用いたぐらいまでに補正。

例えばフルサイズでの標準レンズ
50mm×2=100mm(m4/3)
↓0.71X レンズマウント変換アダプタ
50mm×2×0.71=71mm(m4/3)
50mm×1.5=75mm(APS-C)

どうしてもフルサイズレンズを流用すると
画角が倍になり望遠よりになってしまう
m4/3ユーザーには嬉しいですね。

そして、それだけでなく…更に集光効果により、
F値が1段分明るくなる!?
つまりF4通しのレンズを組み合わせると
F2.8通しのレンズとして利用可能です。

通常の間に光学部分を持たない
フルサイズからm4/3変換アダプターだと、トリミングされ
中心部の美味しい部分だけ使うことになるのですが
このアダプターはフルサイズのレンズの端まで取込み
m4/3用の大口径レンズとして利用できる理屈。

通常 コンバージョンレンズと呼ばれる
レンズに ちょうい足し、後付けで
より広角にするワイコンや
より望遠にするテレコンと呼ばれるものは
レンズ前側に付けるフロントコンバーターと
リア側に付けるリアコンバーターがあって
一般的に、リアコンバーターのほうが画質に悪影響は少なく
設計も簡単で小型に出来るが、リアコンバーターでは
マスターレンズのイメージサークルを超える画角は
原理上得られないためワイコンにはできないのですが、、

このCommlite 0.71X では
フルサイズからm4/3へとの変換ゆえに
イメージサークルを上手く集光効果により、
F値が1段分明るくすることを達成しています。

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そんな訳で、これらのアダプターによって
Canon EFレンズを フルサイズの SONY α7IIと、
m4/3の Panasonic Luimx GX8で共有することが出来ます。

前出の シグマ MC-11の方がちょっとボディが厚いですね。
そして薄いCommlite CM-AEF-MFT Booster 0.71X の方が
三脚座底面、アルカスイス規格互換の台座が付いていますが
使わない場合は、ネジを2本で外すことも可能。

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このCommlite CM-AEF-MFT Booster 0.71X も
マウントの中にですがUSB端子が設けられていて
ファームウェアのアップデート可能。

そして、他社の別マウントのCanon EFレンズを
Panasonic Luimx GX8に取り付けると…
結構 、普通に動いてしまいます。

AFは各モード、グレーアウトも無く、フル機能。
SONY α7IIでは、瞳認証は機能しているのか
機能していないのか 曖昧なグレーな感じで
瞳に緑のピント枠がマーキングされたりしていたのですが
Luimx GX8では純正レンズのように、
しっかり顔を認識して瞳にピントが合います。

Canon EF24-105mm F4L IS USMでは
スペック通りに、F4通しのはずがF2.8と表示。
いわゆる小三元レンズが大三元レンズと化けます。
この組み合わせは…ユーチューバーの方や
各所で色々な方が絶賛していたのもあり
中々良い組み合わせで 使い勝手も良い感じです。

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まぁ さすがにフルサイズ用のレンズなので
大きく重いですが…この組み合わはイイですね。
ただ、ちょっと動画でズームを使う場合は
かなり引きボケが目立つのは残念ですが…
スチール用途としては開放から明るい
F2.8通しの34-150mmズームレンズとして実用的です。

そして、これに気を良くして単焦点レンズも試してみます。
しかも試すレンズは… CANON EF85mm F1.2L USM
ほぼ限界値ともいえるF1.2のF値がどう表示されるかと
ドキドキさせながらファインダーを覗いたら…そのまま F1.2表示。
ちゃんと絞り羽は開いて解放なのですが…F1.2変わらず。
しかも解放だと…ボケが凄すぎるか ピントも甘め
そして よりオールドレンズ風な色収差が増える感じ。
35mm版で120mm相当の大口径 中望遠となるのですが
WBも偏る傾向が強めに出るため、使いこなすには
それなりの慣れと 適正な場面が必要な気がしました。

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まぁ フィルムとは違い デジタルカメラゆえに、
光学系以外のデジタル部分での補正が効いたり
撮れる画質のクオリティには色々な要素が絡むため
そのスペックを引き出すとなると 純正レンズが
ベストバイにはなると思うのですが…

他メーカーの伝説的なレンズを試してみたり
フォーマットやマウントを越えて
レンズを共有して使えるのは便利ですね。

そして、今後、ほとんどのメーカーが
従来のレフ部分を考慮した 一眼レフから
フランジバックの短いミラーレスに移行して
その利点を活かした、
より高性能なレンズをリリースするでしょう…
そして、その短いフランジバックゆえに
今の多種多様なアダプターが難しくなり
他マウントの流用が…難しい時代が訪れる…

今は、その戦国時代の前の過度期。
その時代の流れの中で
今の基準で見ても十分に一戦級で使える
豊富な市場に溢れるレンズ群を楽しめる
逆に、今のタイミングは カメラ好きな人には
コスパも考え良い時代なのかもしれませんね。

なんとなく フルEV、電気自動車になる前の
旧車と言えるようなエンジンフィールの残った名車を
ブレーキや足廻りなどを強化すれば…ぎりぎり
現代のモダンなスポーツ車と互角に渡りあえるような…
各種電子制御や 自動運転となると また違うのですが
へたなフル機能を使える今時な純正レンズより
何十年も前のフィルム時代のレンズの方が
息を呑むような良い画を見せてくたりするのは楽しいですね。
まぁ…使いこなすには それなりのコツが必要なのも
また 面白いところでもあるんですが(笑)

 

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2020年6月 6日 (土)

SIGMA MC-11 レンズマウント変換アダプタ : Canon EFレンズ × Sony α Eマウント …and(Canon EF24-105mm F4L IS USM)

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そんな訳で、引き続き ミラーレス一眼カメラといえば
レンズマウント変換アダプタ(笑)

前回のオールドレンズともいえる
キヤノンのマニュアルFDレンズのマウント用の
NEEWER レンズマウント変換アダプタに続き
同じキヤノンeos系のオートフォーカス対応
EFレンズを使えるようにするアダプタの追加です。

SIGMA Mount Converter MC-11 - SIGMA Corporation
https://www.sigma-global.com/jp/lenses/cas/product/accessories/mount-converter/
Amazon https://amzn.to/3dGRhxe

選んだのは 評判の高い SIGMA MC-11

業界のスタンダートともいえるキヤノンEFレンズ。
その新旧とも豊富に流通する魅力的な
レンズ群をSony αシリーズで使えるようにする
アダプタは人気も需要も高く、色々なメーカーから
色々なタイプが出ているのですが…

シグマがリリースする このMC-11は
建前上、自社がEFマウントでリリースするレンズを
Sony αシリーズで使用するためのものなんですが
規格的に同じ仕様を持つキヤノン純正レンズも機能します。
ちょっとレンズによっては使えなかったり制限があるのですが
自分が使いたかったレンズは ほぼ対応済み。

そして、今、シグマのレンズってかなりイイですよね。
その昔はサードパーティ製レンズは
安いが それなりというイメージがありましたが
今は本家の純正レンズを上回るようなレンズも多数。
Artシリーズなんか…MTF性能やデザインもGood。
今後それらのレンズ群も しっかり機能させたいとなると
信頼性も含めMC-11という選択は良いと思います。
フルサイズミラーレス一眼カメラ SIGMA fp
かなり評判が良いですし… シグマは凄いと思います…


そして、このアダプターで使いたかったのが
キヤノンF4通しの小三元レンズの標準ズーム

Canon EF24-105mm F4L IS USM
https://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard-zoom/ef24-105-f4l/
Amazon
https://amzn.to/2AJcOH4

まぁすでにII型も出ていますが、一回りコンパクトで軽く
写り自体も…なんとなく旧型の方が好みだったり(笑)
各 使い勝手も 慣れているので贔屓目で評価が高いです。

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まぁ さすが 赤いラインでお馴染みの Lレンズ。
設計とコーティングの古さはありますが 防塵防滴であったり
24mm広角から105mm望遠の画角は使い勝手が最高。
しかも macro 0.45/1.5ft 一応マクロにも対応する
最短撮影距離0.45mも便利で、道具を抑える場合に
ほぼオールマイティで使えるレンズです。
一段明るいF2.8通しの大三元レンズのEF24-70mm F2.8L USMや
同じF4通しで少し小さいEF24-70mm F4 L IS USMだと
個人的に少しちょっと望遠側70mmが足りないんですよね…

ある程度 機材を絞るとなれば、この便利ズームと ボケを楽しめる
単焦点レンズを持ち出せば 荷物もコンパクトで丁度良い感じです。

そして自分は高級ズームレンズでお馴染みのF通しの
恩恵はあまり感じない方なので、m4/3で使っている
LEICA DG 12-60mm F2.8-4.0(35mm換算24-120mm)みたいに
広角側は無理に絞らないで可変でも良いと思うのですが
F通しレンズの利点としてミスショットは減っているとは思います。

まぁ 星の数ほどある交換レンズの中でも
単純に ズームレンズとして、この24-105mm F4は
マスターピースともいえる、完成度の高さなので…
SONYボディで使うなら、SEL24105G 
シグマの24-105mm F4 DG OS HSM | Art A013
新旧 他社も含め 色々比較してみても良さそうですね。



そして 保護用に組み合わせるのは 同じみのPRO1D。

Kenko 77mm レンズフィルター
PRO1D プロテクター薄枠252772
https://amzn.to/2BEdcXX


口径も77mmとなると 精度が悪いと取り付けが不安になりますが
フィルター溝も噛み合わせの歪みなどで取り外しが困難になることがあるので
ついでに専用のフィルターレンチも購入。
前に樹脂製のフィルターレンチは購入していたのですが
今回は金属製で滑り止め加工がしっかりした
Neewer カメラレンズフィルターレンチキットを購入。
こちらは 48-55mm 58-62mm、77-82mm用と
各2本組みで 大三元コンプリートで購入です(笑)

NEEWER ラバーコートメタルカメラ
レンズフィルターリムーバーレンチ2個セット
・77-82mm

https://amzn.to/377FVjG

Neewer 4パック カメラレンズフィルターレンチキット
メタル構造 ゴムコーティング 
・ 58-62mm
・ 48-55mm

https://amzn.to/2UfuC3z

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シグマ ダウンロード
https://www.sigma-global.com/jp/download/

シグマのアダプターは専用のアプリで
ファームウェアアップデートも可能ですし
USBで接続すれば、レンズが対応しているか
LEDランプの色でチェックも可能。

瞳認証など 高度なAFは純正レンズに敵いませんが
快速に動くAFと、フルサイズを活かす大口径EFレンズが
SONYボディで使えるのは実用性も高く
コスパも良くて…組み合わせるカスタム感も楽しいです。

 

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2020年5月30日 (土)

NEEWER レンズマウント変換アダプタ : Canon FD/FLレンズ × Sony α Eマウント

Neewer_fd_sonye_00

Neewer_fd_sonye_01

そんな訳で、ミラーレス一眼カメラといえば
レンズマウント変換アダプタ(笑)

メーカーごとに独自規格で展開している
レンズマウントを変換&適正位置にして
違うメーカーや規格のレンズを
使えるようにしてくれるアダプターです。

今となっては すっかり市民権を得ている
そんなレンズマウントアダプタですが…
Sony α7II用にも色々購入。

とりあえず 最初は
M4/3マウントで変換して使っていた
Canon FD/FLマウントのレンズを
使いまわせるアダプタです。

NEEWER レンズマウントアダプタ
Canon FD/FLレンズ ~ Sony α Eマウント
https://amzn.to/2TU22ED


オールドレンズに属する
Canon FD/FLマウントですが
マニュアルフォーカスで絞りも独立
特に電子接点も持たないので
レンズマウントアダプタも安価でコスパが良いですね。
そして、この金額でもカッチとした
心地よい精度と節度感です。

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Canon FD/FLレンズ用のマウントアダプタ を
今回の NEEWER Sony α Eマウントと、
以前から使っていた Panasonic Lumix m4/3マウント用
マウントアダプタと併用することで
別のメーカー規格のマウントのレンズながら
共有して使いまわすことが出来ます。

m4/3 マイクロフォーサーズの方が
マウントサイズの違いから
画角が倍になってしまいますが
それも それで結構楽しく活用出来て便利です。

もちろん フルサイズのSony α Eマウントでは
フィルム時代そのままの適正な画角で活用できます。

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マニュアルのオールドレンズはシンプルで丈夫ですし
その構造ゆえに、マニュアルでの撮影は
逆に今時な電子制御なレンズより解りやすかったり…
今とは違うシンプルなコーティングがもたらす独自の風合いは、
オールドレンズならでは良さがありますね。

自分がミラーレスカメラも購入して
アダプタ遊びを始めた時は
FDマウントなんて人気が無くて
かなり相場も安かったのですが…
今となっては 各社ミラーレスカメラも増えて
需要も高まり 相場も上がってきてますね…
今持っているレンズは大事に使っていきたいところです。


そして レンズマウントアダプタは今さらに進化…

Sony α Eマウントに、Canon EOS用のEFレンズを使えるようにする
SIGMA Mount Converter MC-11 はAFも使えますし…
USB接続でファームのバージョンアップも可能。

同じCanon EOS用のEFレンズを
m4/3 マイクロフォーサーズに使えるようにする
Commlite CM-AEF-MFT Booster 0.71x
AFが使えるのはもちろん 画角を0.71倍として
フルサイズレンズをm4/3では倍になる画角を
APSでの利用程度に補正し、光の集積によって
開放F値を一段明るくしてくれるアダプターも秀逸

そして、マニュアルフォーカスのオールドレンズを
後付けでオートフォーカスにしてしまう
TECHART テックアート LM-EA7
そのアイディアにビックリ…。

メーカーのレンズやカメラの性能も日進月歩ですが
サードパーティのアダプターやパーツの進化や
そのアイディアや品質の向上も素晴らしく、
引続き どんなアイテムが出てくるのか楽しみです。


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2020年4月26日 (日)

Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)BA7R2-LSet SONYα7II用Lプレートセット

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そんな訳で SONYα7II用Lプレートセットです。
SONYα7ってフルサイズのミラーレスカメラなのに
すごい軽くてコンパクトで凄いですよねー
だけど、それが 必ずしもプラスに働かないのが
道具や機材として操作性や機能性の難しいとこと。
カタログスペックの数字に表れない重要な部分。

SONYα7やα9ユーザーあるあるネタである
小指あまりを解消と共に今時なデジタル撮影に合わせ
周辺機器の拡張性をアップさせるL字型プレートで
一気に解消してみようと思います。

組み合わせるのは RRS(リアリーライトスタッフ)の
Sony a7R IIシリーズ専用設計の逸品。
(同じボディ底面を持つα7II/7RII/7SII共用)

Really Right Stuff(リアリーライトスタッフ)
https://www.reallyrightstuff.com/

Sony a7R II L-Set / SKU: BA7R2-L Set
https://www.reallyrightstuff.com/ba7rii-ls

RRSはアメリカのカリフォルニアにオフィスを構え、
創設者Bryan Geyer(ブライアン・ガイヤー)が、
流通しているカメラプレートの品質に満足できず、
手間やコストへの妥協を排し 高品質な製品を求めて
自作のプレートを作り、販売したことから始まったブランド。

色々なカメラに使いまわせる汎用品ではなく、
一眼レフカメラの機種ごとに「Really Right(ぴったり)」な
専用プレートを製造し、その精度と使い易さは
他に比類がないものとなっています。

その各所にちりばめられたアイディアと、
仕上げの良さやバランスの取れたデザインの良さは
数々のファンを増やし、日本では
銀一が日本国内への販売・サポートをしています。

リアリーライトスタッフ | 銀一株式会社
https://www.ginichi.co.jp/brand/reallyrightstuff/

BA7R2-LSet SONYα7II/7RII/7SII用Lプレートセット(分離式)
https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=96727

詳しい取り付け方などは、BA7R2-L Set 公式動画
公開されているマニュアルを参照して頂くとして、
その精度やアイディアを楽しみながら組み込んでいきます。

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特に迷うことなく付属の工具で組付け完了。
いやぁ…カッコイイですね。
艶消し加工されたα7IIのボディと、アルミビレットで
しっかり表面が磨かれブラックアルマイトの質も素晴らしい
硬質なRRSのプレート部分のコントラストが美しいです。

グリップ部分の繋がりも綺麗ですし
一体感と カスタムを主張する後付け感が
高いレベルでバランスしていますね。

たしかに ちょっと高額ではあるんですが…

SONY純正パーツでも GP-X1EM っていう
指の収まりとホールド性をアップが目的な
オプションも用意されているんですが…
バッテリー交換の際や三脚取り付け時に
外す必要があったりで使い勝手が悪そうだったり…

縦横マウントに対応するL字プレートでも
もっと安価な製品があったりもするのですが、
本体のバッテリー蓋をマウント側に移設するという
凝った仕様で実現しているRRSと比べると
グリップの延長部分がそのまま外に膨らみを持たせて
バッテリー蓋の開閉を逃がしている製品は
カメラを握った時の指の納まりが違います。

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そして、別パーツのL型プレート部分は
オフセットして固定も可能。
移設には工具が要りますが、
その工具もプレート内に収納可能で、
強力な磁石でカッチンと心地よくセットできます。
そのどちらのポジションでも光軸上に三脚穴が来るのも
さすがRRSという設計の心地よさと
L型プレートを付けたままでも貫通した穴から
ベースプレートごと外すことも出来ます。


L型プレートをボディにフィットした状態でも
USBやHDMIの各接続は可能ですが
マイクとイヤホン側の端子を使う場合は
蓋が開けずらいのでオフセットさせた方がラクで
そしてその状態でマイクなどは接続した方が
接続部分のバンパー保護となって良さそうです。

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そして縦構図 横構図ともスムーズに変更可能な
アルカスイス互換のアクセサリーレールは
対応する三脚へクイックに固定出来るとともに
精度と良さと、硬性の高さを優先した設計で
安心して各セッティングをすることが出来ます。

本体を通してのUSB接続や、バッテリー交換は
何の不自由も無いですし、ガッチリとした硬性の高さ
公差の良い専用設計の縦軸横軸の安定度はさすがRRS。

そして ストラップを取り付けていない時の
ピークデザインのアンカー リンクスの納まりも良いですね(笑)


確かに重量が増えてしまいますが、
何を優先し 何に妥協するかを考えれば
フルサイズのレンズ交換式のカメラを
運用するような人にとっては、このRRSのLプレートセットは
かなり魅力的な選択肢になるのではないでしょうか…

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2020年4月 9日 (木)

Peak Design Anchor Links AL-4 × diagnl カメラストラップ Ninja Strap 25mm

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そんな訳で、カメラボディを買い増ししたので
あらためてカメラストラップを付けてみました。
…とは言いつつ 今まで色々カメラストラップを
購入をしてはいるんですが…付けると
三脚に乗せた時とか結構 じゃまになるので
結局 外して 使っていないんですよね(笑)

なので、今回は ワンタッチで取り外せる
ピークデザイン アンカー リンクスを組み合わせてみます。

PeakDesign ピークデザイン アンカー リンクス ワインレッドAL-4
& ピークデザイン アンカー 4 パック 4PK-AN-4
https://amzn.to/2Xjgybp

プロカメラマンの方にも使用者が急増中のピークデザイン。
さまざまなストラップの先に装着するだけで、簡単に、
素早くストラップを取り外しできるようになるクイックコネクターです。

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各アンカーは熱可塑性樹脂でオーバーモールドされた
Dyneemaコード採用で…耐荷重の公表値は 90kg 以上。
そして独特なシステムのアンカーは軽い力で取り外しができ、
コードの被膜が痛んだ時に黄色、赤色と露出し交換時期を知らせます。
ほんと アイディアに溢れたプロダクツでワクワクしますね(笑)

ちなみに 組み合わせるストラップは
前に購入しつつも、ほとんど使っていなかった
ダイアグナルのニンジャカメラストラップ25mmに
バックルをロックするBuckle Binderをセットしたもの。

diagnl Ninja Camera Strap 25mm
https://www.rakuten.ne.jp/gold/camera-strap/products/detail_strap.html
Amazon→ https://amzn.to/2UUaa8X

Eagle Industries のスリングみたいな
バインダーがミリタリー風で雰囲気もカッコよく
ストラップの長さを使うときは自由度の高い長さに、
使わない時はブラブラしないように短くさせてボディにフィット。
伸縮自在の使い勝手の良いカメラストラップです。
自分のは ちょっと古いモデルなんで現行品とは
少し違うんですが 、この機能的なストラップに
ピークデザイン アンカー リンクスを組み合わせます。


まずはα7IIのボディ側に ピークデザインのアンカーを取り付け。
指定通り本体のD環を外してコードを通します。
これが中々通らないのですが 針金をガイドに通し
ペンチで引っ張ってあげると うまくいきます。

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そして、本体側にピークデザインのアンカーを取り付けたら、
ストラップ側にアンカーハウジングを取り付けます。
こちらは、よくある平紐のカメラストラップの取り付け方で…
リング(サルカン)と日の字型のアジャスターを通します。

ちなみに通し方は色々あるんですが…今回は
ニコンが推奨するストラップの付け方 通称「ニコン巻き」
多くのプロカメラマンも使用している巻き方で、
「報道結び」や「プロ巻き」と言われる通し方。
一通り通した後に内側を通す留め方で
ストラップの端がプラプラしなくて納まりが良いです。
ちなみに下記のオリンパスのページの説明が分かりやすいです(笑)

ショルダー ストラップをデジタルカメラへ取り付ける方法(OLYMPUS)
https://digital-faq.olympus.co.jp/faq/public/app/servlet/qadoc?QID=005427

あとは 下記のビックカメラのサイトは そのものズバリ
ストラップの付け方(ニコン巻き)
https://www.biccamera.com/bc/i/blog/photostyle/beginner/strap_nikon.jsp

そのまま純正のD環のリングに取り付ける場合はもちろん
ピークデザイン アンカー リンクスにストラップを付ける場合も
その収まりの良さと、通好みな通し方でイイですね。
通常の通しかたの方が飛び出たストラップを引いて
長さ調整がし易い利点があるのですが、邪魔になりますし
一度付けてしまえば この部分で長さ調整が不要な
アジャスタブルなストラップとの相性が良いです。


そして、GX8の方はトレッキングなどで便利な
ピークデザイン キャプチャークリップ&デュアルプレート
カッチンと留めて使用中なので、速写ストラップ風に
底面のデュアルプレートに片側を付けてみました。

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ボディ側は手首に通す簡素な自作のパラコードのストラップが
非常に便利で使い勝手が良いので そのまま
ピークデザインのアンカーを取りつけてみたら
これが とても収まりが良く 使い勝手も良かったので、
結局、α7IIの方もD環を付け直して同じ仕様にしてみました。

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クイックリリース & フルアジャスタブル

いいですね… ストラップを使いたい時は
カッチンとすぐに取り付け可能で使えますし…
普段使わない時には すぐに外して置けて使い勝手も最高。

そして、ストラップを使わない時に
プランってボディにぶら下がっている
赤のピークデザイン アンカー リンクスが
ピアスみたいにワンポイントで中々カッコイイです(笑)

ちなみに レギュラーカラーは この赤色が基本ですが
銀一が限定で青色のアンカーを出していたり…
ニコンではオリジナルで 黄色をリリースしていたりします。
ちょっと他の人に差をつけたい方にはイイかもしれませんね(笑)
 

 

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