LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 / Panasonic LUMIX m4/3交換レンズ H-ES12060
そんな訳で…前出の LUMIX GX8 のボディに続いて
m4/3(マイクロフォーサーズ)用レンズも追加購入です。
購入したのは、巷で高い評価を得ている…
ライカDG 標準ズーム レンズ H-ES12060
LEICA DG VARIO-ELMARIT
12-60mm / F2.8-4.0 ASPH. / POWER O.I.S.
http://panasonic.jp/dc/lens/products/leica_dg_vario_elmarit_12-60.html
Amazon: http://amzn.to/2BG0NAw
いわゆる Panasonic が LUMIXでリリースする
ライカ銘が入った、普及版より ちょっとイイ・レンズ(笑)
ちょっとばかりブランド税やプラシーボ効果もありつつ…
やっぱり、実際に使ってみて その違いを味わうと
やはり その価値があると思わせる実力があります。
たしかに上位機材としての 実力を表すF値など
単純にカタログに並ぶスペックの数字も良いのですが
質感やデザインであったり、ちょっとしたディテールが
感覚的に使っていて心地良いんですよね。
一番大事なレンズの精度やコーティングはもちろん。
スゥーっと程よく滑らかで 操作していて気持ち良い
重さのトルク加減で回るピント&ズームリングや、
NC加工の名残りを見せる直線的で美しい
ライカ独特なLeitz-Norm(ライツ・ノルム)と言われる
各フォント類やバランスの良いデザインは
ワンランク上の公差で仕上げられたオーラと
伝統的な機能美が醸し出されれています。
そして、そんな精密さと繊細さだけではなく
今回 新しい機材導入の条件で重視していた
厳しい環境での動作を想定した 防塵・防滴仕様、
そして、寒冷地仕様の-10℃の耐低温設計という
タフさも持ち合わせているというのだから素晴らしい…
このレンズが使いたくて GX8を購入したぐらい…
個人的に このボディ&レンズのバランスが お気に入りです。
これでトレッキングにも良さそうなレンズとボディとも防塵防滴仕様。
そしてディテール、フード 一つにしてもイイんですよね…
とりあえず特徴的なデザインがカッコイイ!っていう
完全な好みの部分もあるんですが(笑)
フード先端のチューリップ部は樹脂製ですが
レンズに固定するリング部分は硬性の高い金属製、
そしてカチッとロックできる構造も秀逸。
実際、トレッキングで何度かフードを落としていますし
グローブをしてのレンズ交換などでも
すぐに外れてしまうフードには閉口です。
何度かフードをテープで止めてしまおうかと思いましたが
やはりこの構造の方が使い勝手も良く美しいですね(笑)
そしてフードには写りを良くする遮光効果の他に
大事なレンズを守るバンパーの役割もしていて
その存在や構造はレンズの性能の一つと言えます。
ただ、そんな 素晴らしい、フードゆえに
単品で購入すると、結構なお値段…
無くさないように大事に使いたいところです…
Panasonic レンズフード 1ZE4Z260Z
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そして、やっぱりレンズの前玉部分は
フィルターで保護しておきたいのですが
せっかくなので、評判の高いkenkoのZétaを使用。
kenko tokina Zétaシリーズ
http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/filter/zeta/
Kenko レンズフィルター Zeta プロテクター 62mm レンズ保護用 390924
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超低反射を実現するZRコート。
内面反射を防止ガラス外周墨塗り加工。
広角レンズにも対応する薄枠設計。
精度の高いネジ切りも心地よく
純正キャップやフードもそのまま使え
ピッタリとDGレンズに装着可能です。
ちなみに62mmのフィルター径は
キットレンズでも人気の14-140と同じです。
そして、いつのまにか増えてしまったm4/3レンズ群。
実際には他マウントのオールドレンズだったり、
ワイコンやらテレコンやら他にも色々あるんですが
やっぱりボディと合わせ、専用設計で
AFや手振れ補正が効くのは屋外で使うときや、
撮影に集中できない時に便利ですね。
簡単に片手で撮影も可能ですし(笑)
そして、一時期、少々オールドレンズ収集に
凝っていた時があったのですが…その中でも
FDの50mm F1.4のように安価なのに驚くような
写りをするレンズもあれば、同じ単焦点で
F値なんかも そこそこ良いのに実際に使うと
解放域では描写が甘かったり、オールド感が
たっぷりなパープルフリンジが出すぎたりと…
レンズごとのゴーストやフレアなどの出方など
その特性の違いを勉強することができました。
実際 この写真もオールドレンズで撮影していて、
へたな現行レンズより写りも良くて
マニュアルの操作感も楽しかったりするのですが、
オールド流用、最新純正レンズとも…共通して
やっぱりイイレンズはイイとなるんですが(笑)
今回、この LEICA DG 12-60mm/ F2.8-4.0購入にあたり
同じ画角、焦点距離をもち、同じく防塵防滴を備える
標準5倍レンズH-FS12060とかなり悩んだのですが…
実際に試してみたら…この選択になってしまいました。
スペック的には ほんの少し明るいだけなんですが
その精度や収差特性の違いに対価が出せるかですね…
標準5倍レンズ H-FS12060
LUMIX G VARIO 12-60mm /
F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.
http://panasonic.jp/dc/lens/products/lumix_g_vario_12-60.html
Amazon: http://amzn.to/2EX8p3N
ほんと悩ましい…レンズというのは魔力がありますね
この些細な差と、それぞれに利点を持つ、その個性。
ちなみにF2.8通しのH-HS12035。
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 と
このH-ES12060と悩む方が多いようですが、
12-35も とても良いレンズで好きなんですが
望遠側が35mm(換算70mm)って少し短くて
撮影していてフラストレーションが溜まるんですよね。
レンズ交換するか、我慢するかの葛藤。
その昔の、35-70が標準って時代から考えれば
広角12mm(換算24mm)っていうのは凄いですが、
このH-ES12060のような望遠で100mmを越える
5倍ズームレンズ 12-60mm(換算24-120mm)は
ほぼ一本でカバーできて、使い勝手が最高です。
こう見ると、このライカH-ES12060と
GX8の組み合わせは絶妙なサイズ感です。
m4/3と考えると、この少し大きく重いレンズは
ボディも大きいと言われるGX8と合わせても
Nalgene(ナルゲン) 広口ボトル0.5Lと同じぐらい。
これなら小さめなバッグでも充分収納可能で、
一般的な500mlのペットボトルより小さいくらいです。
仕事で使っている、Canonフルサイズのキットレンズ、
EF24-105mm F4L なんて、ずっしり重くて
スタバのベンティ以上あるイメージですからね(笑)
それにしても、このバランス感が好きなんですよね。
単焦点や、パンケーキ系のレンズもイイですが、
ズームレンズ特有の複雑な形状のフードと、
ダイレクトに操作可能な充実したアナログな操作系が
小さいながらも、入門機らしくない風情が漂い…
丸みを抑えたスクェアで直線的なシンプルなデザインと
その質感がイイ感じにマッチしていると思います。
そして、このm4/3ならではの軽快感が
実際にフィールドに持ち出したとき
写真を撮るということに縛られずに
本来の目的であったりする
トレッキングだったりライディングだったりの
アクティビティな部分と両立させてくれると思います。
だって、写真を撮ることに集中してしまうと
その遊び自体が楽しめなっかりしますし、
逆に、億劫になって一枚も撮らず帰ってきてしまうと
自己完結であって、他の方とも共有できないでし
楽しさ半減。やっぱり勿体ないですからね。
そして、そんな本来の写真を撮るという目的ではなく、
ただ なんとく、本能的に、意味もなく、
そのメカニカルな造形を楽しんで、
ファインダーを覗いて サイティングして
各リングを回しシャッターを切りたくなる…
単体でも そんな趣味性の高い魅力を感じています。
まぁ 、それが 玩具やフェイクではなく
実質剛健な道具の 機能美というのだから
その実際の働きや、作り出される作品を考えると
実際に旅やフィールドへ出発したくなり、
楽しくなって、さらにワクワクしてきますね…
…そんなフックになる魅力があるレンズです。
また、長くなってしまったので… 最後に…
続きを読む に、この組み合わせで撮った写真と
簡単なインプレを記載しておきます。
そんな訳で、このH-FS12060レンズと
GX8を組み合わせて撮影した写真です。
<LEICA DG 12-60mm / F2.8-4.0 + GX8>
ちょっと夕暮れ時で条件は良くないですが
広角側と望遠側で撮った花の写真です。
上の桜?は広角側12mm(35mm 換算焦点距離: 24mm)
オートで撮って絞りはf3.5で解放ではないですが、
下の梅は60mm (換算120mm) f4.0の解放。
標準5倍レンズで、これぐらボケ味が楽しめると
旅レンズとしても色々楽しめそうです。
そして、同じ場所から撮影したスカイツリーの2枚。
5倍ズームレンズ 12-60mm(換算24-120mm)
広々とした24mmから、そこそこよれる120mm。
この一本でカバーできるのは、やっぱり便利ですね。
そして、100mm越えの望遠は 写りが各段に
向上している最近のスマホでも無縁の領域。
光学系レンズの優れたデジカメのアドバンテージです。
そして、夜間のスカイツリー。望遠側 換算120mm。f4解放。
条件的には このレンズに一番厳しい状況ですね…
個人的にぎりぎり許容範囲のノイズのiso1600。ss1/10。
手持ちのオートですが「Dual I.S.」が効いているのを実感。
初期のm4/3では考えられない夜間性能です。
このあたりの手振れ補正の効果もレンズ性能の一つですね。
そして、広角側 換算24mm f2.8解放で夜の街並み。
このレンズの得意とするシーンの1つではないでしょうか…
iso感度を下げれる日中は、もっと綺麗に撮れますが
この感度を上げた状態でも なかなかの写りをキープしています。
優れた歪曲収差とナノサーフェスコーティングがもたらす
高い解像感とコントラストに、抜けの良いクリアな描写です。
</LEICA DG 12-60mm / F2.8-4.0 + GX8>
暗所感度が不利なm4/3ですが、GX8なら個人的には
このiso1600ぐらいまでのノイズが実用範囲の限界と思い
iso感度上限を1600としてautoに設定しています。
ノイズリダクションも違和感のない制御で、
簡単なスナップショットの手持ち撮影で
これぐらい撮れてしまうと楽しくなってきますね。
GX8の場合はISO感度は200(拡張100)~25600ですが
さすがに3200~はノイズが目立つのですが、
そこまで使わなくても何とかなりそうなレンズです。
単焦点なみの明るさはありませんが、防塵防滴性能と、
正確なAFや手振れ補正などの電子制御的な部分や、
独立したAF/MFに手振れ補正の切り替えスイッチなど
直感的な操作感の良さなどが 高バランスで優れていて
大自然から 薄暗い室内まで オールラウンダーな
メインレンズのエースとして活躍してくれそうです。
そして、最後にオマケでライカ繋がりで
スマホのMate9で撮影した写真です。
性能だけじゃなくて、見た目もカッコイイという…
ホント 困ったレンズですね(笑) おススメです。
<HUAWEI Mate 9 LEICA DUAL CAMERA>
</HUAWEI Mate 9 LEICA DUAL CAMERA>
っていうか、Mate9のカメラも なかなかイイですね…
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