タイヤ交換 SCHWALBE BIG APPLE 29(28)×2.35 / MTB : cannondale caffeine 29'ER
そんな訳で、今持っている自転車の中で
一番稼働率が高いMTBのキャノンデール29erの
リアタイヤが かなり減ってきたので・・・・交換です。
もともと街乗りメインで、ほぼアスファルト走行なので
前から興味津々だった、29er用オンタイヤとして
人気が高いシュワルベ ビッグアップルを選択。
今までのボコボコしたオフ用のブロックタイヤでも
そんなに重さを感じていなかったのですが、
29erにオンタイヤを履かせた走行に興味津々。
まぁチューブ式のMTBのタイヤ交換なんて、
慣れれば ものの数分で出来るので
気分次第で変更しても良いし、軽い気持ちと
面白そう!という好奇心で交換してみました。
KENDA SMALL BLOCK EIGHT 29"
JOHN TOMAC SIGNATURE (29×2.10)
http://www.diatechproducts.com/kenda/small_block8.html
↓
SCHWALBE BIG APPLE 29(28)×2.35
http://www.g-style.ne.jp/item.php?brand_id=16&item_category_id=141
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今まで履いていたKENDAのスモールブロック8は
JOHN TOMAC SIGNATURE というサブネーム通り
ダウンヒルからクロカンまで勝ちに勝ちまくった
MTB界のスーパースターのジョン・トマックの名を冠した
シグネチャー モデルのハイスペックなブロックパターンタイヤ。
同社のプレミアムシリーズ中もっとも転がりの軽いタイヤです。
そして、今回 交換したのは、MTB用オンロード向け、
街乗り用タイヤとして非常に人気の高いシュワルベの
URBANシリーズに属する ビッグアップルというタイヤです。
ビッグアップルは12インチから、16、18、20、26、29と
小径ミニベロ、BMX、MTB各種まで揃える定番ライン。
MTB用スリックタイヤという方もいますが、
しっかりとしたタイル状の溝をもつパターンがあり、
どちらかと言うと タイヤ サイド面にも青字で記された
"BALLOON"通りバルーンバイクとも言われていた
通常よりも太めの幅のラインナップが魅力です。
そして、キャノンデールのアーバンバイクとして
人気のあるBADBOYシリーズでも29erモデル等で
純正採用されていたこともあり、そのマッチングの良さと
品質面でも、その実力に期待が持てます。
品が揃ったら、ホイールを外してタイヤ交換。
リムやタイヤによってはタイヤレバー無しでも
交換できそうな自転車のタイヤ交換ですが、
やっぱり専用の道具があるとスムーズに捗ります。
パッチキットのパナレーサー タイヤレバーが大活躍。
リムにも傷が付きにくく、タイヤにも無理が掛かりません。
パナレーサー パンク修理 タイヤレバー&パッチキット
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数年前まではMTBといえば26インチでしたが、
キャノンデールで言えば26インチは
特殊な太いタイヤを履いたモデル以外・・・消滅。。。
26と29の間といわれる新規格27.5インチの650Bと
最初は特殊な扱いだった29erになってしまいました。
一時期は増殖した29erは大きすぎると言う意見も出始め
更に少し小径な650Bへと移行する流れもありましたが、
ラインナップを見るとDH系は650B、で ファット化へ。
XC系はフレームのSサイズで650Bもありますが
メインは29erで落ちついてきた感じでしょうか?
体格差もあり29インチを振り回すのも大変なので
一概には言えませんが、トップレベルの世界では
650BにデュガスのTUという組み合わせだった
ニーノ・シュルター(173cm/68kg)が、リオ五輪直前にして
機材変更、29erに乗り換えて、契約外のマキシスを
ロゴをマジックで消してまで使い勝利したことを考えると
まだまだ機材レースの部分でも優劣が出ず
適応適材で、まだまだ 進化していく過程が見れそうです。
で、基本的に29erは一般的なロードバイクの700Cと
同じサイズのリム径のため、ロードタイヤとなると
それこそ選択肢は、かなり豊富となるのですが、
わざわざ29erをロード向けで転がそうと言う方が
効率が良くてスピードが出るのも解っていますが、
そんな細いタイヤを選ぶ人も少なく・・・・
スタイル的や、ラフにも乗れて乗り心地の良さからも
この太めのビッグアップルのようなタイヤが支持されています。
そして、このサイズだとディメンションも大きく変わらず
今まで使っていたチューブがそのまま使えるのも利点。
なんとなく、オートバイでいうアドベンチャーバイクや、
昨今、自動車でブームのSUV的な乗り味が狙えそうです。
サイズはタイヤ幅が2.00と2.35がありますが、
ビッグアップルらしいボリュームの2.35をセレクト。
BADBOY 29er では2.00を純正採用していましたが、
やはり、どうせならカスタムらしく、太く生きてみます(笑)
29erの29インチはタイヤの外径を示していて、
実際のリム径はロードバイクと同じ28インチなので、
サイドウォールの刻印は28×2.35と表記。
メーカーによって表記が違うのが紛らわしいですが
このサイズで通常の29er MTBにマッチします。
ただ、サイズ的に、2.10あたりを採用している
MTBが多いので、太く大きくなる2.35のタイヤを選ぶ際は
フレームとのクリアランスも注意した方が良さそうです。
フロントは片持ちサスペンションのレフティなので、
フロントフォークにホイールを残したままタイヤ交換。
キャリパーとディスクをそのままに交換可能です。
油圧式のディスクブレーキだと ディスクを外した状態で
レバーを不意に握ったりするとピストンが出てしまたり
何かと気を使うので、そのままで交換できる片持ちはラクチン。
やっぱり、2.10 → 2.35 とサイズアップしたために
少し外径が大きくなっているのと、その目視でも
しっかりと認識できるほどファット化、太くなっています。
この迫力加減が、ビッグアップルの魅力でしょうか・・・
リア周りのフレームクリアランスは、結構タイト。
ハンドメイドで太めのアルミパイプを採用する
古いキャノンデールのフレームよりタイヤが太くなります。。
以前26インチのダウンヒル用途でIRCクジョーDHという
少し太目のサイズで走りの良さと採用率の高さで
一世を風靡をしたDH専用のタイヤを履かせたとき、
キャノンデールのスーパーVフレームのリア側では
神のクリアランスというべき タイト加減でしたが、
実際にダウンヒルで走らせた後に確認した際に、
遠心力で変形したのか、詰まった泥の仕業なのか、
しっかりフレームは擦れていて塗装が剥げていました。
街乗りレベルでは、そこまでタイヤが変形したり、
しなりがあるように設計されているリジットフレームでも
そこまで 継続的に しなることは無そうですが、
これ以上太いタイヤは、このフレームには厳しそうです。
最近は、29er+ とか 650B+ という、プラス表記の
太めのタイヤに対応した規格が出て来ていますが、
今後 試すとしたら、外径が29erに近くなる650B+なら
ホイール変更する必要がありますが サイズによって
横幅で少し余裕があるため 収まるかもしれません。
それにしても、写真だと、程よく まとまっていますが
実際には 結構な迫力というかオーラがあります(笑)
大車輪なイメージの700cを採用する同じホイール径の
ロードバイクと比べても、圧倒的なハイトの高さと
そのアルマジロのような太いトレッドパターンは
ちょっとした違和感を覚えるバランスです。
今時はSURLYが一般化した、もっとファットな
4インチ近い極太タイヤを装着した自転車が、
キャノンデール等のメジヤーメーカーもリリースしたり、
見た目重視の悪路走行不可のファットMTB風自転車が
ディスカウントショップにまで並んでいたりしますので、
これぐらいのタイヤサイズだと普通に見えそうですが
それでも十分な迫力と、独特な質感があります。
狙っていた感じに仕上がり。見た目は満足。
あとは、走り慣れたコースでシェイクダウンです。
走り出した感じ、正直、そんなペダルが軽くない(笑)
その昔、三ツ星 ヒルトップスリックという
26インチ用MTBに人気だった太めのロードタイヤが
あったのですが、それは街乗りで重宝したのですが、
その時のような感動は・・・残念ながら無しでした。
とくに漕ぎだしが、ぐぃっと重くなったのは実感しました。
ほんの少し直径が大きくなったというのもありますし
もともとのオフタイヤが、ボコボコしている割には
台形のブロックが転がりとブレーキング時の
トラクションを確保し、転がりの軽さが自慢のタイヤ。
しかも折り畳みが出来るケプラービード採用で
重量自体も軽量というスモールブロック8に比べ、
ワイヤービードで重量が重くなったビッグアップルの方が
実際の走りも重く感じるのは理に適っているかもしれません。
しかし、それ以外で言えば、重さがあるがためか
スピードが乗ってしまえば、巡航は逆にラクな印象。
もともと29erの売りであった、段差を乗り越えた時等の
失速の無さが、さらに際だった印象があります。
そしてロードタイヤゆえの真円に近い抵抗の無さと、
それを実感できるロードノイズと路面振動の減少
ボロロロロ・・・とブロックパターンの奏でる不規則な音が
ズゥゥーっと振動の少ないフラットタイヤの音に変わります。
そして、ロードバイクやクロスバイクに比べてですが
MTBとも共通の十分なエア量ゆえの 乗り心地の良さ。
細かなギャップは吸収し、ちょっとした段差もリム打ちの
心配もなしで、スットンと 乗り越えて行きます。
ロードバイクの方で履いていた、同じシュワルベの
アルトレモZXが鋭利なカミソリか日本刀だとしたら、
ビッグアップルは破壊力があるハンマーという感じでしょうか、
確かに軽くスピードが出るロード用スリックですが、
路面状況や雨天時などでヒヤリとすることも多く、
その繊細さに気を使う事が多々ありました。
それに対して、このビッグアップルは、その見た目通りの
走行フィールで切れ味と言うよりもグイグイ進むパワー感で
絶対的な接地面によるグリップと安定感は気持ち良く、
耐パンク性や耐摩耗性、コスパの良さも魅力です。
そして実用面でも片道20km程度の走行は問題無し。
これは これで ツーリングに良さそうだなぁと思っていたら、
キャノンデールの次期ツーリングバイクCANVASでは
ビッグアップル系のタイヤが純正採用されていました。
ちなみに、BADBOYは2017年は全車レフティになる模様。。。
【2017年モデル】キャノンデール注目のNEWモデル クロス編
http://www.ysroad.net/shopnews/detail.php?bid=373677
リジットフォークのように見えますが、カッコイイですね・・
レフティ採用車種が増えるとホイールやらハブなどの
パーツ面で需要が増えて色々楽しくなりそう~です。
そして、ビッグアップルを履いた29erに話を戻って、
やっぱり 整備されたアスファルトの上だけではなく
ちょっとしたダート路などの不整地も走りたくなったので、
こちらも いつもの走り慣れた道へ、ドロップアウト。
ショートカットぎみに、木々の開けた道を飛ばします。
木の根っこも、ポン ポンっと 失速せずにパス。
少し砂利っぽい下りでは怖さを感じましたが、
ハイトのあるタイヤとフロントサスの恩恵で
ちょっとした階段もトントンっと下っても問題無し。
調子にのって、この時期らしい 膝ぐらいまで伸びて
ブッシュ化した芝生の上も浮遊感を感じつつ疾走。
ちょっとした藪を抜けた後は・・・リアメカ周りや
BB周りに草などが巻き付きタイヘンでしたが
とくにスリップもせずにMTBらしい走りもできました。
まぁもともとの車体の走破性の高さもあると思いますが
これは これで 色々楽しめそうな予感がします。
シクロクロスで使われている車体あたりを見ていると
細めのスリックタイヤでも悪路を走れなくはないですし・・・
そして、砂利道や、公園のタイル状の場所や
石畳のような道も、細かく凹凸を吸収し
ハイトの高いタイヤゆえの快適な走行感。
そして、ある意味ダート以上に危険と言える車道用に
側面には 、光りが当たると反射するリフレクターがあり
安全面ではもちろん、白いラインは映画「トロン」みたいに
暗闇でリング状に光る姿もカッコ良いのですが、
それゆえにダートを走った後は汚れが目立つ感じでした。
まぁ・その側面にまで泥が付く状況は少ないと思いますが・・
そして乗り心地の良さで定評があるPBOスポーク採用の
スピナジー XYCLONEのホイールとの相性も良好。
これで・・・ロードバイクみたいな、低くめで 自由度が高い
ドロップハンドルもカッコ良さそう・・・なんて妄想も、
けど、それなら、舗装路からグラベル、トレイルまでこなす
キャノンデール SLATE を買った方が良さそうですが(汗)
キャノンデール SLATE
http://www.cyclowired.jp/news/node/174276
まぁ、あまり無計画に散財しても 、しょうがないので
色々妄想しつつ、計画的に散財していこうかと思います(笑)
古きに新しい事を発見したり、また進化の過程を
楽しみつつ受け入れ見届けることも楽しいものです。
そして、オマケで、結構前にテールライトを新調。
最近は100円ショップでもLEDテールライトが
売っていたりしますが、そんな粒々LEDではなく
最近のクルマのテールライトにも多い、
面発光タイプのLEDモジュールを採用。
ビシッとビームサーベルのような配光がカッコ良いです。
CATEYE SAFETY LIGHTS RAPID X
http://www.cateye.com/jp/products/category/4/
Amazon → https://amzn.to/2EIcaLq
で、そして、LEDといえば、パッパッとは歯切れのよい
オンオフのハッキリした切換えが特徴ですが、
じゅわーと ふんわり 明暗を切り替えるモードも搭載。
これが威圧感もなく、カッコイイんですよね・・・
そして、USB対応のリチウムイオンポリマー充電池。
通勤で使っている人には便利だと思います。
今時な面発光タイプのLEDテールランプは
オートバイ用にも汎用品で出ないかなぁ・・・・
で、つにでに 実は 春先の シーズンイン前に、
シマノのディスクブレーキの フルード交換、
エア抜きをしたのですが、それをネタにしようと思って
写真を一々撮りながら作業をしたのですが、
それらの写真を納めたHDDがブレイク。。。。。
こちらは 、またの機会にしようと思いますが、
MTB用のシマノの油圧式ディスクブレーキは、
バイクやクルマの構造といっしょで
マスターがあってキャリパーがあるのですが・・・
通常のバイクのような方式のマスターもありますが・・・
シマノ油圧ディスクブレーキ エア抜き
http://www.cb-asahi.co.jp/html/mente-discoil.html
自分が使っているXTグレードのマスターでは
メンテの時だけ、マスターカップを付けるのです。
そしてキャリパーのブリダ―から注射器でフルードを送る。
ハンドル周りのコンパクト化や転倒時の破損対策か・・
とにかくキャリパー周りも、細部のディテールが凝りに凝っていて
今まで何度となく交換したり接していたバイクで使っている
ブレンボのレーシングキャリパーが質素に思えるほど(笑)
マニュアルもしっかりしているし、特殊治具も素晴らしい。
さすがシマノ。シマノがバイクやクルマのブレーキシステを
どんなシステムを作るのか?そんな妄想を抱きます。
シマノ ミネラルオイルの注入と 気泡抜き[PDF]
http://cycle.shimano.co.jp/media/techdocs/content/cycle/SI/XTR/SI_0113A/SI-0113A-001-00-Jpn_v1_m56577569830710608.pdf
昔の自転車整備と言ったらワイヤーやベアリングの
メンテといったところでしたが、今どきなマシンだと
油圧ブレーキに、サスペンションのオーバーホール。
Di2や電動自転車などのエレキでテスター使ったり
何だか 覚えることが多くて大変そうですね・・・
ある意味、ブラックボックスが増えすぎると
面白くなくなってしまうのもありますし・・・
まぁ 色々と面倒な作業ですが新鮮で楽しい面も・・・
専用のフルードもたっぷり残っていますので、
お近くの方はお声をかけてください お分けします(笑)
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