2015SW青森帰省#2 八甲田・大岳 September 22, 前篇
前回に引き続き、2015シルバーウィーク青森帰省編です。
まずは、一番行きたかった八甲田山登山です。
小学校の時の林間学校を思い出します・・・・。
八甲田山と言えば八甲田雪中行軍遭難事件を題材とした
新田次郎著『八甲田山死の彷徨』を原作とした映画
「八甲田山」が有名で、吹雪の雪山の印象が強いですが、
山裾に広がる緑豊かな湿原を含む夏山の風情も美しく、
トレッキングのし甲斐がある 日本百名山の一つです。
八甲田は大きく北八甲田と南八甲田に別れていますが、
もともと八甲田山という名称の単独峰は存在せず
18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される山岳群の総称で、
その中でも最高峰を誇るのが今回登頂した大岳です。
八甲田山 wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%94%B2%E7%94%B0%E5%B1%B1
八甲田は最高峰の大岳でも1,584mと標高は低めですが、
日本アルプス中央部や富士山では約2500mと言われる
森林限界は東北、北に行くほど高度が下がる傾向があり、
青森の八甲田山や岩木山の森林限界は約1500mと言われ、
その辺りを考慮した通り、見晴らしの良い頂上付近は、
独特の空気の薄さと高山の風情を醸し出します。
森林限界 wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%9E%97%E9%99%90%E7%95%8C
八甲田は色々なアクセス登山口が存在し、
色々なコースがありますが、今回選んだのは
その中でも人気No1と言われるコース。
キャンプ地でもある 酸ヶ湯温泉を起点とした
仙人岱ヒュッテ経由の大岳への登頂後、
大岳避難小屋→上毛無岱→毛無岱ヒュッテ、
城ケ倉温泉分岐→酸ヶ湯温泉へと下り戻る定番コース。
マップ上の参考タイムは 約 登り2時間 下り3時間。
変化に富んだ周回ルートで見応えもあるコースです。
まずはスタート地点となる酸ヶ湯温泉。
青森市内から雲谷経由の八甲田ゴールドラインでアクセス。
山道特有のワインディングと、名前通りの
モヤ、霧の中を走行。数m先の先行車も見失うほどで
久々に事故防止でバックフォグも点けてみました(笑)
そして、酸ヶ湯温泉より少し上に無料の大型駐車場。
この時期でも朝7時前に到着なら余裕がありそうです。
トイレもあるし、酸ヶ湯温泉のところに水汲み場も有り。
そして、朝食をとりつつトレッキングの準備。
このワクワク感がたまりません。天候は・・・
昨夜より雨が降っていたのでゲイターも装備。
そんな訳で、雨こそは降っていませんが、
深い霧の中、標高900mの酸ヶ湯温泉をスタートです。
酸ヶ湯温泉、向かって右側にある登山口より入り、
何気に良く整備された登山道を進みます。
森林が開かれ、山道はフラット。スニーカーでもOKそう、、
温泉が出る山らしく、硫黄の香りが漂います。
ある程度登れば、森林が減り、岩場の沢にでます。
上から流れてきている小川の横を登って行きますが
その水の音と殺伐とした大き目の岩が独特な雰囲気です。
そして、ぐんぐん高度を上げて登っていくと
また木々が生い茂る平地部分の湿地帯にでます。
尾瀬や、先日行った日光戦場ヶ原のような木道。
ここが仙人岱ヒュッテ付近。湧水の水汲み場があります。
そして分岐の右手側の細い木道を
進めば仙人岱ヒュッテへと繋がっています。
鬱蒼と茂る木々の中にありますがトイレもキレイ。
そして、本ルートに戻り、さらに大岳をめざし、
奥に進めば、何度か登り降りを繰り返し、ピークへ・・・
そして、ついに大岳、頂上、、、、真っ白ですが(笑)
しかも この日は風が強い強い、、、ルート的には迷いも無く
しっかりと整備されていて、小学生でも問題無さそうですが、
森林限界を超えた大岳頂上付近は、丁寧に組まれた階段や
しっかりとした石垣のバリケートなどで危険は少ないものの、
さすがの頂上付近 特有の遮るものがない環境は、
登りの際に、強風で、一時 呼吸が苦しくなるほどでした。
雪山、吹雪の雪が無い版ですかね・・・風下に顔を向けて
しっかり呼吸を整えます。そして、無事、登頂。
その辺りは山やルートの難易度よりも、天候や季節に
左右される、自然の厳しさを再認識させてくれるものです。
いつもながらトレッキングの 難しさや 楽しさは
標高や距離などの数字では計りしれない部分にあります。
そんな訳で、見晴らしのよい頂上で休憩予定でしたが
速やかに撤収(笑)大岳を下山し、八甲田のもう一つの見所、
美しい湿地帯、毛無岱へと向かいます。
その模様は八甲田・大岳 後編へと続きます。
| 固定リンク
「■ Ph. Travel 旅 写真」カテゴリの記事
- SR meeting 2019@DAYTONA 前乗りキャンプツーリング "くのわき親水公園キャンプ場"(2019.06.02)
- 日光霧降 ニュー霧降キャンプ場(2018.03.23)
- 大慶園 千葉県市川 総合アミューズメントパーク(2017.09.18)
- 道志の森キャンプ場 キャンプツーリング(2017.09.12)
- 2017夏 内山牧場キャンプ場 & 荒船山トレッキング #後編(2017.08.18)
「■ クルマ Jeep PATRIOT」カテゴリの記事
- JEEP PATRIOT LIMITED, ヘッドライト CREE LED H4バルブ & RCP キャンセラー LEDリレー(2021.01.11)
- Jeep PATRIOT LIMITED MK74 車検UP(2020.12.22)
- FIELDOOR BUGGY CHAIR / フィールドア バギーチェア(2018.08.19)
- Chinook Timberline Nesting Stainless Steel Wine Goblet Product #42091 / アウトドア用ワイングラス(2018.04.27)
- 日光霧降 ニュー霧降キャンプ場(2018.03.23)
「■ アウトドア. outdoor 総合」カテゴリの記事
- EVERNEW Ti Mug pot 500 Stove set ECA538 / チタニウム アルコールストーブ(2022.10.18)
- 折り畳みウォータージャグ COLAPZ コラプズ 2-in-1 Water Carrier & Bucket(2022.07.23)
- ランタン : Hurricane lantern(SturmLaterne) Feuerhand Baby Special 276 Zinc / ケース&スペアパーツ(2021.10.16)
- Best エコバッグ/ECO BAG, SHOPPING BAG(2020.09.20)
- CAMP GREEB windshield 大型反射板 風防板(2020.08.16)
コメント