2015SW青森帰省#5 岩木山 September 24, 登頂編
そんな訳で、前回に引き続き、2015SW青森帰省編。
前回の八甲田山・大岳 周回の登山に引き続き
青森にある もう一つの日本百名山 岩木山へ登山です。
キャンプ地から 朝8時からゲートがオープンする
津軽岩木スカイラインで8合目まで車で上がり
そこから徒歩で岩場・稜線つまみ食いトレッキングです(笑)
上の写真、ここから見る岩木山の山頂はフラットな
台形に見えていますが、実はその奥に ちゃんと
尖った頂上 ピークが存在しています。→写真
下記のリンク先を見ると解り易いですが・・・
津軽岩木スカイラインとは
http://www.iwaki-skyline.jp/about.html
岩木山は富士山のような円錐形の美しい山ですが
弘前側から見ると「山」の字を表したような
3つのピークがあって 左から鳥海山(1502m)、
中央の最高峰 岩木山(1625m)、巌鬼山(1457m)となります。
なのでキャンプ場から見えていたのは鳥海山の頂上で
近すぎるためか奥に存在するピークは見えていない・・
そして、まずは鳥海山の頂上手前の8合目まで
下の車窓でいう左側から今回は車で登ることにします。
そんな訳で、無事 津軽岩木スカイラインの最終地点
8合目駐車場に到着です。朝一なのでガラガラ。
前泊した岩木山の麓のキャンプ場、
岩木青少年スポーツセンターからは
津軽岩木スカイラインへの登り口がすぐなので便利。
本当は もっと早い時間から登りたかったのですが
かっちり8時まで麓のゲートが締っていて駄目でした(汗)
なので・・8合目で朝食予定でしたが、
いったんキャンプ地まで戻って朝食とって待機(笑)
そして開門と共に全長9.8km 時間にして約30分、
69あるという九十九折のカーブを上がります。
駐車場は広く、トイレ・休憩所も 新しく綺麗です。
ここでも充分、見晴らしも良く絶景なのですが・・・
目指すは 青森県 最高峰 岩木山(1625m)の頂上です。
ちなみに、ここから更に リフトを使って
ほぼ鳥海山(1502m)頂上付近の9合目まで
体力を使わずに行くことも可能ですが・・・
日本アルプス中央部や富士山では約2500mと言われる
森林限界は東北、北に行くほど高度が下がる傾向があり、
青森の八甲田山や岩木山の森林限界は約1500mと言われ、
その辺りを考慮した通り、この8合目から9合目にかけての
山域は、ちょうど森林の木々の変化が楽しめ、
あの森林限界を越えて 高度をグングン稼いでいく
高山系トレッキング特有の気持ち良さが味わえます。
この区間のマップ上の参考タイムは登り40分。
足慣らしにもリフトでなく トレッキングが良さそうです。
そんな訳で、岩木山山頂駅と言われる
リフト乗り場横に登山口の入口があります。
しばらく巻き道ぎみに8合目を見下ろすように進むと
いよいよ木々が生い茂る森林の中へ、
まだ背丈以上の高さの木々に囲まれ見晴らしも悪く
風が遮られるため、8合目では肌寒かったのですが
汗ばみ暑くなってしまいます。アウターやシェルで調整。
そして、ほぼマップ上のタイム通り登り切れば
森林限界を越え、一気に視界が開けた9合目
鳥海噴火口。リフトで登って来た人との合流地点です。
ブォー、、ここは鳥海山と岩木山を繋ぐ稜線上、
遮るものがない高度感のある眺望の良さと風の強さ。
一気に緊張感が高まります。そして一山越えれば、
大きな御倉岩。無人の鳳凰ヒュッテがあります。
ここから急斜度の岩場を越えれば少し平地部があり
そして、第一おみ坂、第二おみ坂、と更に奥に
斜度のある岩場を どんどん高度を稼いでいけば頂上。
そして、その奥に岩木山神社 奥宮が待っています。
ゆっくり、景色を楽しみながら、岩場を登ります。
先日の八甲田山が ほとんどスニーカーで行けそうな
散歩道のようなルートでしたが、岩木山の頂上付近は
観光客も多いながらも、程よく 自然の荒さが残る
いわゆるトレッキング気分を味わえるルートです。
斜度もあり浮石もある岩場ですが登り下りと解れていたり
危険個所は張り縄や階段を設けたり親切で安心です。
そして、無事、頂上部へ・・・・ ついに あの岩木山を登頂!
何気に青森産まれの青森育ちながらも・・・今回初めて(笑)
まぁ すでに東京に居る時間の方が長いぐらいですが
なんとなくソウルフルな感動が混みあがります。
北は遠く北海道の松前崎、津軽半島の権現崎と十三湖、
なだらかな弧を描く日本海 七里長浜、そして鯵ヶ沢から大戸瀬。
そして、先日までいた八甲田の山々に、弘前市、青森市と
大きな街並みに、林檎園や田園が広がる広大な津軽平野、
独立峰らしく、ぐるりと360度、青森県を一望です。
頂上部はゴツゴツとした岩場ですが、開けています。
これぞ頂上という達成感と見晴らしの良い高度感。
岩木山山頂を示す 青森らしい三角形のモニュメントと
その奥には 岩木山神社 奥宮 赤い鳥居。
それと、、なんと・・バイオ式のトイレもありました。
男女別れていて自転車のペダルを回すタイプ。
すごいですね。自然を守りつつ大事に使いたいです。
そして、一通り頂上感を堪能したら、天空でブランチ。
さすがの吹きさらし強風なのでベルン トレッキングパッドを
風防代わりに使ってイータエクスプレスで高速湯沸し(笑)
宇宙に近い広い空と、眼下に広がる青森の全貌を肴に
芳ばしい温かい珈琲と パンを炙って食べました。
青森県内で最高峰の岩木山。地上に足が付いた状態では
間違いなく 青森中の誰よりも高い所でのカフェタイムです(笑)
そして自然が作った空中庭園を満喫した後は下山。
眼下には奥歯のような噴火口に、9合目 鳥海山
そしてリフト下に連なるように8合目駐車場。
その下に津軽岩木スカイラインのワインディングが
白く段々と続き、森の中に薄く左側に伸びて行きます。
その先には昨夜泊まった広大なキャンプ場。
休憩時間を除けば、往復で2時間ちょっとの空中散歩。
もののガイドブックには 岩場と稜線歩きのつまみ食い
そんなキャッチコピーが使われていましたが、
まさに、そんなショートケーキの苺をつまんだような
岩木山のトレッキングでしたが 充分に楽しめました。
一合目から登ってもマップタイムは4時間ちょっと・・・
なんでも、旧暦8月1日の 山頂からご来光
「お山参詣」は何とも神秘的とか・・・
また機会があったらアタックしてみたいところです。
そして下山後は、麓で美味しいランチを食し
青森の次なる目的地、十和田湖へ移動です。
その美しく神秘的な奥入瀬渓流と十和田湖キャンプ。
その模様は次回にアップ予定です。
岩木遠足 人と生活をめぐる、26人のストーリー
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