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2015年7月 7日 (火)

VERNE Trekking Pad │ ベルン トレッキングパッド

Verne_pad_01

ちょっと複雑なプレス加工がされたアルミ板を
何ヵ所かの蝶番で折りたためるようにして
造られた このアイテムの正体は・・・
トレッキング等に持ち運んで使う
超軽量コンパクトなアルミテーブルです。

登山なんか行く時は、最小限の荷物
UL(ウルトラライト)に徹するのも良いかとは思いますが
それだけだと味気ないというか・・・
まぁ個人的に、実体験として、二人でいる時とか
今までに何度かシェラカップを引っ掛けたり、
バーナーを倒しかけたこともあったので(汗)
その予防や利便性のアップも兼ねて
小型軽量なテーブルが欲しくなっていました。

そこで候補にあがったのが、この手の
トレッキング用テーブルの元祖ともいうべき
スノーピークのOZEN。 そして その後を追うように
発売されたSOTOのフィールドホッパー。
この2つのテーブルで悩んでいたのですが・・
その選択肢の中に 急浮上してきたのが
今回 購入したベルンのトレッキングパッドです。

VERNE ベルン トレッキングパッド
http://webshop.wild1.co.jp/products/detail.php?product_id=13369
Amazon→ https://amzn.to/2J02rPb


おおまかに スノーピークのOZENは
SOTOのフィールドホッパーに比べ、
少し軽いが 組み立てが面倒・・・。
SOTOのフィールドホッパーは
開くだけで脚が広がる簡単展開だけど
少し重くて、天板の中央が固定されず
持ち上げて移動すると2つ折りになってしまう・・
というのが 長所と短所と言う感じでしょうか。
ある意味、後発ゆえに その短所が克服され
研究され より進化しているというのが
このベルンのトレッキングパッドかもしれません。
しかも、その2つのテーブルより大幅に
軽量化された重量230gというスペックです。
ちなみにスノーピークOZEN 330g、
SOTOフィールドホッパー 365gという公表値。
少しサイズが小さくなり天板がチタン
脚部分がカーボン板という 飛び道具的な
ソラチタニウムギア スーパーテーブル#1が
170gですから・・・なかなか良い勝負です。

そんな訳で この手の軽量コンパクト テーブルを
いつも通り表組みにしてまとめてみました。

 

Ul_table

スペックだけでは比較できない、
使い勝手や質感なんかも重要だったりしますし
まぁ 何に拘り、何に妥協するかですが
この悩んでいる時も楽しいんですよね(笑)

そんな悩みの末に選んだVERNE トレッキングパッド。
実際に購入し 自宅のスケールで計測した・・
実測値は255gと公表値より少し重量がありましたが(笑)
まぁSOTOのフィールドホッパーも 公表値よりは
重いらしいですし・・・ 実店舗で比べたみた時、
体感的にも ベルン トレッキングパッドは
あきらかに軽いというのは実感できました。
一応、230g以下のスケールの画像もnetでありましたし
やはり誤差も含めカタログスペックで100g近く軽いのは
この手のアイテムとしてはアドバンテージです。

Verne_pad_02

Verne_pad_13

Verne_pad_14

フラットで薄く折り畳まれた風情は、
質感もよく、仕上げも良くて 高級感もあります。
実際に この手のモノに興味の無い方に見せても
高そうぅ・・と言われましたから(笑)
ポリプロピレン製の半透明な専用ケースは2分割式。
とくにヒンジ等はもたず パチンとハマって閉じていて
同じモノが2枚重なった仕様で、四隅に小さな突起があり
ちょっとしたトレイとして使えるようになっています。
硬性もある分、少し重めでケースだけで110gほど。
軽量な本体を活かすには もう少し 簡素で軽い
タイベック製のような収納袋があると良いのですが。。。

まぁテーブル本体は分割されたパーツ等も無く
すべて繋がっているため、折り畳めば、
とくにケースが無くても問題なさそうなので
折れ破損や鋭角な角の部分など対処出来れば
軽量化に拘る人はケースレスで良いかもしれません。
使い込んでいけば傷やヘコミも出来る物でしょうし

 

そんな訳で、トランスフォーム!
2つ折りの畳まれた状態から開いた状態の
天板部分のみでほぼA4サイズに展開。
さらに足の部分も外に開いた状態でも
フラットで大き目なバーナーシートとして
この状態で使うことができます。
緊急時のテント内でのバーナー使用や、
キャンプ場の木製の屋外テーブルの上などで
バーナーを使う場合などバーナーシートが
必須の所もあるため、便利かもしれません。

Verne_pad_03

Verne_pad_04

Verne_pad_05

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そして、両側に開いた脚の部分を折り返して
天板中央部の4つのスリット部分に
脚側の4つのツメを差し込んで固定します。

これが・・・結構コツが入ります(苦笑)

購入時に店員さんも説明してくれましたが、
これが結構タイトな作りでキツめで入りずらい、、、
また この部分の説明が足りないため
販売延期になるかもとの話しも・・・
マイナーブランドの海外製品ゆえに
ガレージブランドのマニアックアイテムように
このまま初期ロットで終わるかもしれませんが
組み立てにコツがいることを
御了承いただければ 販売できますとのことで
そちらを承諾し 購入してきました(笑)

早速、自宅に帰って組み立て見るものの
1っカ所だけツメが入りにくい というか入らない(汗、、
何度か格闘するも・・・結局ツメをペンチで
少し起こして調整したら・・これがバッチリ。
この固定部分のツメの部分は1っカ所につき
3本のツメで構成されていますが、
その真ん中のツメがミゾに入って固定され
その両脇のツメのテンションでロックされています。
この構造を考えて角度を微調整してあげれば
バッチリ簡単に一瞬で組み立てられて
その状態でガッチリ固定されるようになります。

材質はアルミゆえに削ったり曲げたりは
簡単ですが、その作業は慎重さが必要です。
そして傷を気にする人は更に要注意。

Verne_pad_07

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Verne_pad_10

じゃーん やっと、、最終形態のテーブルへと可変!
これが、調整などしつつで、苦労した甲斐も合って・・・
その雄姿が すこぶるカッコよく見えます(笑)
そんな訳で、最初、、失敗したかなぁーと思った
ベルン トレッキングパッドですが、一度
ツメ部分のテンションを自分好みで仕上げれば
バルキリーのように空中可変も思いのまま、
カチャ・カチャ・カッチン・くるりん パッ!と
一瞬でテーブルにすることが可能です。

シビアにチューニングされた状態では・・・
パーツごとに別れ 組立てに手間のかかる
スノーピークのOZENはもちろん
収納時に脚をキレイに納めるのに少し苦労する
SOTOのフィールドホッパーと比べても、
設営&撤収の簡易さとスピーディさで
優位にたてるポテンシャルを秘めています。

ただ、あんなに・・組立てに苦労した箱出し状態。。。
未調整では そのままアタリ・ハズレとなるはずです。
やはり軽量化と薄さを優先した構造ゆえに
タイトなクリアランスと精度を必要としていて
それゆえに個体差に合わせた微調整は必須のようです。
アイディア、それを実現させたのは素晴らしいですが
大量生産には向かない構造かもしれません。

販売店でも出荷前に、この微調整か
組み立てチェックをしなければ、クレームとなり
本来の評価は得られないと思います。
まだ、市場に あまり出回っていない本品ですが、
このまま幻しの逸品になってしまうか・・・
この辺りの対策に掛かっていそうです。

そして、組み上がったテーブル状態。
絶妙な 必要にして最小限のサイズ感と強度感。
チタンのクッカーやカトラリーに合う濃いめの
ガンメタルなアルマイトにヘアライン処理の質感。
軍用 ミリタリー風に見える補強のためのプレスライン。
質感や仕上げも綺麗ですし、やっぱり・・・・
マニアックで カッコイイんですよね
ハードな雰囲気と共に 男子ママゴトに最適(笑)

Verne_pad_11

Verne_pad_12

ソロ用テーブルの選択肢として、
トレッキングや、ツーリングキャンプ等での
g単位での軽量化したい方にもオススメですし、
脚部分がパイプ形状では無く、板状で
コの字になるため、半分包み込むようになり
バーナーの風よけの風防としても有効そう。
EPIgasのアルミ製のウインドシールド(L)が
公表値221gだったりするので、
この辺りと比較しても面白そうです。

そして、少し大げさな付属ケースですが、
サルヴァー ・・・トレイとしての活用イメージ。
アイディア次第で色々と活用出来そうな形状です。
強度が高く、吸湿性がなく、耐薬品に優れ
汎用樹脂の中では最高の耐熱性ポリプロピレン製なので
こちらも安心してハードに使えそうです。

Verne_pad_13

Verne_pad_14

 

 

メーカーサイトから引用>

 

Verne_pad

VERNE Trekking Pad
http://verne.co.kr/product/detail.html?product_no=29&cate_no=51&display_group=1

VERNE・・・ 韓国語が解らないので詳細は不明ですが、
他にもマニアックそうなアイテムがたくさんありました!
アイテムによっては代理店さんによって輸入されるか、
OEMで他メーカー名で発売されるかもしれません。

どちらにしても、この手のアイテム好きとしては
引き続き 魅力的で楽しい商品展開に期待してます。

 


 

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