SPECIALIZED SLIM SHIMS （STI用ブレーキスペーサー）

［～Photo : RICOH　GX200 ］

小さなパーツですが、その効果は絶大です。
完成車メーカーのスペシャライズドが自車用に用意した
シマノのドロップハンドル用のブレーキ操作と変速操作が可能なレバー
STI (Shimano Total Integration) 用のブレーキスペーサーです。
このラバー製のシム・・スペーサーをレバー軸に挟むことにより
ブレーキレバーをハンドル側に近づけることができます。
これにより女性や手の小さな方は下ハンやブラケット上から握る時に
遊び幅を適正に保ちながらもブレーキ操作が容易になります。
当然スペシャライズド以外でも、同じシマノのメカを採用する自転車に流用可能で、
すでに純正流用パーツとして人気で、わざわざ品番で取り寄せなくても
店頭で在庫があることも多く・・パーツとして購入可能です。

SPECIALIZED SLIM SHIMS （シマノSTI用ブレーキスペーサー）

で・・シマノの各STIのグレードに対応すべく専用に数種用意されています。

Shimano製STI ブレーキレバー用に特別設計されたシム

* 2005-9001：Ultegra (ST-6500/6501/6510) 9スピードレバーに適合。20mmリーチ調整可能 。 105(ST-5500/5501/5510) 9スピードレバーに適合20mm。リーチ調整可能   

* 2136-0100：Ultegra(ST-6600/6603)10スピードレバーに適合。15mmリーチ調整可能。105 (ST-5600) 10スピードレバーに適合。15mm リーチ調整可能

* 2136-0115：Dura-Ace(ST-7801/7803)10スピードレバーのみ適合。15mmリーチ調整可能

私は指は長いほうなので・・・純正位置で適正位置であるのですが・・・
カミさんが乗ることが多いホワイト号・キャノンデール シナプスへ取り付けました
同車のSTIはアルテグラSLですので・・http://ja.wikipedia.org /wiki/アルテグラ
同じ形状のアルテグラ６６００系（アルマイトの色とロゴが違うのみ）用の
2136-0100を購入し取り付けました。
ちなみに写真 ２枚目が素の状態で、３枚目がスペーサーを取り付けた状態。
取り付けはレバー軸付近のシマノ純正の小さなラバーを取り外し
変わりに、このスペシャのスリムシムを両面シールで貼るのみ。
一応その後に適正にブレーキ調整をするので工具は必要になりますが・・
この手の作業に慣れた人ならものの５分もかからない作業です。

で・・その効果は絶大で・・いままでワイヤーの張りと遊び調整しか出来なかった
STIのレバー位置が手元側に調整されました。
フィーリングも悪くなく・・旧シマノSTIユーザーでレバー位置が遠く
操作性に不満を抱いていた方にはオススメなパーツです。

現在・・このパーツが対応するシマノの１０速のトップグレードの御三家は・・
先日のnew１０５の発表をうけ次世代の現行モデルに入れ替わりましたが、
それらのSTIはレバー位置を調整するシムを純正で同封するようになったことが
このパーツの優位性を実証していると思います。

　
　
現行１０５、アルテグラ
STI用シマノ純正シムは、
パッドスペーサーや
アジャストブロック というようです。
調整用に5mmまたは10mm、
または ４°と８°と 2種類用意されていて
補修部品として入手可能のようです。

http://cycle.shimano.co.jp/media/techdocs/content/cycle/SI/SI_6SC0A/SI-6SC0A-002-JPN_v1_m56577569830702873.pdf

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